第164話 回復

回復

早朝から欠損の回復に努めた 昨日のうちに半分以上を済ませていたのとみんなからの献身的な看護のおかげで魔力は全快しており さほど時間もかかることなく回復することができた


そして朝食の炊き出しをみんなで食べている これだけ人数が入るとまるで難民キャンプのような様相を呈している みんなからの私に対する視線には厚い尊敬の念が込められており


話を聞いてみると今までは奴隷商で散々の扱いを受けていたようだほとんどお湯のようなスープに 固く味の全くしないパン ひどい時には腐った野菜の入ったスープにカビの生えたパンで食事も出されたことがある それでも食べられるだけマシなので我慢して食べていたら腹が痛くなったり 体調を崩すことも 頻繁にあった


そんな扱いを受けていた私たちを買ってくださり 高レベルな治療魔法で体を一気に回復してもらいさらには 手厚いとても美味しい食事を 腹いっぱい食べさせてもらっている今の待遇に とても 熱い感動を覚えているようだ


確かに回復魔法で体調は一気に回復し 落ち切っていた体力も 満足のいく食事によってみるみると回復した入っている元々体が頑丈な種族が多いため 満腹になれば 力がどんどんと漲ってくるものたちが多かった

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