第47話 ベアリング

ベアリング

バギーを無事に作ることができたので今度は 馬車の作成について考えてみる。 試しに何もない 荷物台だけの 馬車を作ってみる。 タイヤを四つ作り シャフトにつなげる。 そしてシャフトの上に 四角い荷台を作る 。その状態で後ろから馬車を 手で押して行く ある程度スピードが出たところで馬車の上に飛び乗って走り具合を観察する。 かなり揺れる ひどい揺れを感じるのでこのままではダメだと思う 。それからシャフトの摩擦抵抗が大きすぎるのですぐに スピードが落ちてしまう。


まずは今着いているタイヤをホイールに見立てて その周りに衝撃吸収のタイヤをつける。かなり直径が大きくなるがそれがいい。 そして シャフトと シャーシーの 接続部分にベアリング機構を持たせる。 魔法で同じ大きさの球体をたくさん作り それをちょうどの大きさで覆えるぐらいのカバーを作り。 それをシャーシーに接続して タイヤのシャフトを差し込んで行く 。これで シャーシとシャフトの間にたくさんの 丸い玉を挟むことになるので回転がスムーズになる。 はずである。


試しに同じように 馬車を走らせて 馬車の荷台に飛び乗ると 先ほどと同じような感じで 徐々にスピードが落ちていく おそらくベアリング起動で摩擦が減った代わりにタイヤが柔らかくなったと摩擦が増えたのだろうと考えた。 対応策としてはできるだけタイヤの大きさを大きくしてタイヤの厚さを薄くすることで対応する 。もう一度やり直した時に 今度はかなりの距離を惰性 で走ることができたので これで完成とする。


実際人数を増やして 乗った場合 クッション性がもし足りなくなった場合は シャーシーとシャフトの間に クッションか板バネのような形状で ショックアブソーバーを設けるしかないなと考えた。 しかし現状ではこれで十分のような気がするのでバギーと馬車を繋げるような 接続棒を作成しておく。 それも間にバネのような ゴムのような素材を 使い 少し遊びができるような構造にしておいた。 試しに バギーと接続して空き地をかなり走り回り走行練習を行っておいた 。


しかし 操縦方法はかなり簡単でカーブや直進 U ターン 自由自在で簡単に走ることができた。 これで一旦 完成として同じ構造の 馬車を幌付きで作っておく。


ちょうど日が暮れてきたので皆の元に 戻り夕食を食べる。 夕食についても みんなにみんなに任せておいたので オーク のお肉で焼肉を作ってくれたようだ。 オークを見たのでちょっと抵抗があったが できるだけ気にしないようにして食べたい。

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