第21話 今後の見通し

朝から 村に入りお店を開き商売を済ませた。 その後 子供達に うさぎ肉を取ってきて食べさせたりした。なので現在はお昼を少し回り 日本の感覚で言うと1時過ぎになったぐらいかと思います。


今後の事を考えるとまず今夜のことがかなり差し迫ったことになっている。 寝るところがないのである。 馬車なら屋根付きなので少しは眠ることはできるがそれでも子供が 7人も入るといっぱいになってしまうと思う。 なのでまず住むところと 食べるものの確保を優先することにする。 そこでどうやって住むところを確保するかと考えるとやはりお家を建てるのが一番確実であり、 この世界に入って 思ったのが魔法というとんでもないアドバンテージだ。


日本に住んでいるなら家を建てるなど到底不可能なことと思うが この世界には魔法がある。 鑑定スキルを取ってから それほどの期間が過ぎているわけではないので まだきちんと調べているわけではないが おそらく土魔法などを使うと 壁を建てることはできるのではないかと思われる。 急場しのぎのほったて小屋でも構わないのでとりあえず家になればそれで大丈夫である。 とりあえずは急いでスキルリストの一般スキルにあった建築スキルというものを取ってみる。 スルトスキルの偉大さが 分かってくる。頭の中に建物に対する知識や大工道具の使い方など 知識の波が溢れてくる。 その知識から考えるにとりあえず壁を立てそれに木材で 斜めに屋根をつけることで 簡単なほったて小屋は簡単に作れそうである。


あとは土魔法の壁がどの程度できるかであるが 家のことはおそらくなんとかなるであろう。 それであとの問題は寝床を作るのに際し 毛皮があるととても快適に眠れそうに思う。 この世界の今の季節について考えると 日本で言うところの春か秋にあたる季節かなと思われる 私の服装が麻のシャツとズボンを着てその上に革の鎧を装備して ちょっと暑いぐらいの季節である。 麻の服は結構快適だが 上から装備している川の鎧がかなり分厚い 革のジャンバーよりも分厚いので結構熱がこもる。 下に麻のシャツを着てるのがとても快適だ。 なので 粗末な寝具でも風邪を引くことはないが ある程度快適に眠ろうと思ったら少なくとも敷布団があると 快適に眠れそうである。 後は枕などがあるともっと良いかもしれない。


なので私はまず家の確保とそれから 食料の確保。 その間に子供たちには ウサギの肉を 保存食にさせたり 毛皮を剥ぎ取りそれを寝具に加工できるような 手段を考えさせる。 後は枕が作れるようなら それも考える。


調べた結果 土魔法を使うことにより土の壁を作ることができそうである。 なので 現在あまっているスキルポイントで土魔法を トリ 土魔法のレベルを3まで上げてみる。 それから魔力が必要なので 魔力増強レベル4まで上げ さらに 消費魔力減少のスキルを レベル3まで上げてみる。


そこで改めて鑑定スキルによって 犯罪者親子のステータスなどがわかったことを鑑みて、自分のステータスが確認できるのではないかと考える。早速、自分の体を見て鑑定スキルを発動させてみる。


すると自分の 詳しい状況が頭の中に入ってくる 。

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