第7話 グリーンG
そんなことあるきながら考えていると
「けっけっとかぐわぐわ」
とかそういった奇声が聞こえてきた。 草むらがゴソゴソ言っているので 見てみると 草むらから 緑の頭が 見えている 見えているだけで 6体ほど 気持ちの悪い緑の肌で醜い顔やや耳がとがった。 特徴のある 頭 髪の毛は生えておらず つるっぱげ。 奇声を発しながら手をあげたりする。個体がいるので見てみると手にはナイフを持っている。
距離で言うと100 M 近く離れたところなので 日本にいた頃なら顔の判別までできない距離のはずなのだが よく見える。 若返った上に視力まで上がってるような気がする。 これが体力強化レベル3の効果なのだろうか。 よく見ると鑑定スキルが働きゴブリンと表示が出た ゴブリンの欄については
「 とても弱いモンスター 一匹見れば30匹はいると思うように 一匹だと弱いが集団になってくると やや強くなってくるので注意が必要」
と注釈が出た。 一匹見れば30匹はいるとその記載の部分で
「 G!! 奴がいるのか? 」
そんなふうに思ってしまった。確かに醜い外見である。 よく見ていると ゴブリンという文字が7つ出る 。なのでおそらく7匹いるのだろうと思われた 。
ゆっくりとこちらに近づいてくるのでどうしようか悩んだが これだけ距離があるのだからなんとかなるだろうと思い 撃退することにする。弱いと書いてあったし鑑定さんに。 先ほど魔法を使ってからだいぶ時間が経っているのでおそらく魔法は打てると思う。 さらにレベルも二つ上がっているので 5、6発は打てるのではないかと考える。 なのでできるだけ魔法で数を減らし近づいてきたと
ころを剣で始末する。 そんな行き当たりばったりな計画とも呼べないものを建てることができた。
そもそも魔法の射程距離が分からないので ある程度近づいてきた時点で試しにうってみることを考える。 可能な限り遠くで撃退できる方が良いので 50 M ほどまで来た時に打ち始めることを考える。 一発打つのにおそらく 3秒ほどで打てるので 50 M を走ってくるのに10秒かかるとすると 4発ほどは打てる計算になる。 見た目の身長が大体小学生低学年ぐらいに見れるので そのぐらいかなとあたりをつける。 草むらに隠れてゴブリンをよく見る大体50 M ぐらいのところまで来た時点で ファイヤーボールと唱え できるだけゴブリンが固まってるところに飛ぶように 念ずる。
ゴブリンは奇声を発しながら遊ぶようにこちらに近づいてくる。 しかしいきなり飛んできたファイヤーボールを見て 驚き叫びだす。 叫ぶだけで逃げようともせずこちらに来ることもしない。かなり知能が低いのかなと思ってしまう。 運が良かったのか一撃で3匹ほどが燃え上がる。 この時点で
「ちゃららんちゃんちゃんちゃん」
と 例の微妙に変な音楽が鳴り、レベルが上がった。 おそらく三匹がしまつできたようなので 残りは4匹となる。 三匹が燃えたところでこちらに気がついたのでこちらに向かって走ってくる。 走ってくるがかなり遅いしかもバラバラに行ってくるのでかなり知能が低いようだ。
まとまって行って来られたらこちらも対処するのが難しくなってくるが これだけまぬけな動きしかできないようなら 魔法を使うまでもないと考え。 剣で対処することを考える。 ナイフをブンブン振り回しながら四人ずつ順番に突っ込んでくる。 突っ込んでくるので極力近づかないように剣のリーチと腕の長さを活かして 一匹目を袈裟懸けに切ってしまう。 すぐに二匹目がやってくるので 振り切った剣を強引に戻し 逆袈裟に 二匹目 を切り捨てる。 そうこうする間に3匹目が間近までやってきている 。ナイフを振り回しこちらに突っ込んできた。 逆袈裟に切り上げた状態なので 剣は 左上にある。 両手で左肩の上に 上がっているので 右足で ゴブリンの胴体を蹴飛ばす。 右のふくらはぎ辺りに チクリと痛みが走るがそのまま蹴飛ばす 。足を見てまもなく4匹目がやってくる。 両手が左上右足も蹴った状態なので 空中にある どうしようか迷ったが 左足で地面を蹴りそのまま回し蹴りのようにゴブリンに向け 蹴り上げる。 日本にいた頃は格闘技の経験などもなく運動神経も人並み程度だった 私だがなぜか 回し蹴りができるような気がしたのでやってみると、 実際にできた。 左足で蹴ったのだが今度は 左足にもズキンと痛みが走る 。 思わず
「 ヒール」
と念じてしまうが、 その念じたことにより怪我をした部分が熱を持ったように暖かくなったような気がする。 すると不思議なことに時期に痛みがなくなり どこを怪我していたのかもわからないような 状態となった 。
怪我もすぐにいえ すぐにゴブリンを確認する。 最初の二匹は袈裟懸けに切られ既に絶命している。三匹目のコブリンも 左脇腹から胸にあたりにかけて 陥没しておりこちらもおそらく絶命。 4匹目のゴブリンについては体が少し泳いでいたのと ふくらはぎで蹴ったためにダメージが少なかったようで ふらつきながらも起き上がってくる。
少し様子を見てみるが
「けっけっ」
と よくわからない奇声を発しながら立ち上がってくる。 試しに
「こんにちは」
と声をかけてみるが 奇声を発するばかりで おそらく言葉は通じないのであろう。 なので 剣で人思いに突き刺す 。最も的の大きい 腹 部を狙うのがいいのかもしれないが おそらく即死するであろう胸部を狙う 。狙い通りに胸部に続きが突き刺さり 嫌な感触が手に 伝わってくる 剣を抜いた時に 綺麗な赤い小指の先ほどの石が落ちてくる 。見た瞬間に鑑定スキルが働き
「ゴブリンの 魔石」
と表示される。
「 ゴブリンの魔石小さいがそこそこの 価値はある。」
そのような注釈も出る 手に取ってみると何かすごい力を感じる 小さな石なのに何か力を秘めてるような気がする。 魔石についてはよくわからないのでそんなものがあるのかと思いながらとりあえずアイテムボックスに入れておく。 ゴブリンの死体七匹文も全てアイテムボックスに入れておく。 ところでアイテムボックスの容量もいったいどれだけ入るのかわからない。なのでとりあえず 入れるだけ入れてみることをにする。限界が着たらそのときかんがえればよい。
さらに先ほどレベルが上がったので 取得経験値上昇をレベル3まで上げておく 。これでさらにレベルの上がる確率が高くなったように思えてとても嬉しい気分になった しかし、あるけどもあるけども町は一向に見つからず。あかりも何もない。 人に会うこともなく出会うのはモンスターばかりである。 とうとう日も暮れてしまい辺りは真っ暗な 闇夜になってしまうかとも思われたが 思いの外星が綺麗でさらに月が二つも出ている。 何も見えなくなってしまうかとも思えたが月明かりの下それなりに周りは見えるようである。
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