ブタになってしまった魔女

第１話

私は白魔女のハク。このディナビア王国で、暮らしているの。

え？どんな仕事をしているかって？私の仕事は、住人達の依頼に答えることよ。

例えば、風邪薬を作ってと言われたら作るし、学校に送ってと言われれば送る。それが私の仕事よ。人々は「何でも屋」って呼ぶわ。

本当の名前は『ハクの依頼屋』って名前なんだけどね。

「すいませーん！」

あっ！お客さんが来たみたい行かなくちゃ。

『はーい。』

「あの、痛み止めが切れちゃって💦」

『はいはい。すぐに作りますね』

確か、痛み止めの作り方は

【ガッシャーン】

「キャー！」

『奥さん！落ち着いてください！』

「イヤー！」

『あっ！』

慌てて奥さんを追いかけようと外に出たその時！

［待ちなさい！］

『貴方は誰？』

［あーら！私の名前も知らないの？バッカじゃないの？イイわ。教えてあげる！私は黒魔女クロノ！貴方を倒しに来たのよ！］

『黒魔女ですって！』

黒魔女がまだこの世界に存在していたとは。

そう考えていたその時！

【キュイーン ドーン】

『なっ！』

すぐに気づいたから良かったが気づかなかったらどうなっていた事か。

［これで最後だ！トンマジック！］

『キャッ！』