第16話 うさこの目
「うさこちゃん。よーく見ておくんだ。悪い事をしたら、こうなるんだよ」
うさこちゃんは目を大きくして、うんとうなずき両手をにぎり合わせます。
ゴキブリめがけてクロちゃんは思いっきり放水しました。
ゴキブリは声を出す事もなく、きれいさっぱりいなくなりました。
「クロちゃんてすごーい!大好き!クロちゃんは、ヒーローよ!」
「ゴキブリ退治が終わって、お腹ペコペコだよ。まつりだ。まつりだ!」
クロちゃんは頭の中から分厚いステーキ、チーズ、玉子焼きなどを取り出し
うさこちゃんには、ミートボール、ちくわ、魚などを渡し二人はまつりを始めます。
飲み物も色々あります。ビールにウイスキー、オレンジジュースにヨーグルト。
クロちゃんはうさこちゃんの事をみこしのようにかついで大きな声で
ワッショイ!ワッショイ!と歌い始めます。
うさこちゃんは、それはもう大喜び。
うさこちゃんも疲れてきて
「もう、いいよ。クロちゃん。おろして」
「そうだな。もう、いいな。ボクも疲れたよ。よし、今度はベッドで寝よう」
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