カフェのマスターの後継者は、二つの世界を行き来する

帳要/mazicero

前書き

これは、現実のようで、現実ではない夢の中の物語である。

とは言っても、本当に夢だったのかどうかすら今だにわからない。

ただ、一つだけ言えることは、ある夏をきっかけに知り合ったたくさんの人たちが、今では自分との関わりがなかったかのようにすっぱりと自分との縁が切れてしまっているということだ。

この話を執筆するにあたって、知っておいて欲しいことがあります。毎日やっていた、ちょっと(どころではないのだが、)した不思議な体験が、もう見れなくなってしまったので、少々ネガティブな感情になることがありますが、ご了承ください。

また、この話自体、信じてもらえるかもわからない。

でも、記憶が少しでも薄れる前に少しでも形に残しておきたいので、古宮克人という少年に置き換えてこの話を書いてみようと思います。

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