第56話 社会人になると、、、
「うーん、、、、」
事務所内でパソコンの画面を頭を抱えている大宮唯。
「どーしたんですか?大宮さん」
コーヒーを淹れてきた赤毛の同僚が唯に渡した。そのコーヒーはブラックだったので、唯は口に運ばない。
「それがですね。最近、陸斗さんを見ないんですよねー」
顔だけ同僚の方に向け、残念そうな顔で見上げる。
「え?その、陸斗って人の住所わかったんですか?」
「いや、学校で張り込んでたんです。ここ一ヶ月ほど」
それを聞いた赤毛は唖然とする。まさか、まだ25歳の人がそんなことを忘れてしまっているなんて。赤毛は大きな深呼吸をした後、ここ言い放った。
「、、、夏休みだからですよ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます