第6話 利子請求
「弁当見張っててくれてサンキューな。陸斗」
トムがトイレから帰ってきた。弁当を食べようとした時に突然トイレに行ったからか、まだ少しお腹をおさえている。
「大丈夫」
陸斗も気にせず先に弁当を食べていたようだ。
「いやー。突然、お腹が痛くなっちゃったよー。何も食べてないのに、なにか当たっちゃったか。なんつって。って何?その手?」
陸斗はトムの方に手を差し伸べていた。その手にはかなりの力が込められていた。
「利子請求」
「まじか!!」
トムは陸斗の言葉に少し後ずさりする。
「でも、まあ感謝しているのは確かだしね。何が欲しいの?アイス?それとも、ジュース?」
「欲しいものは無い」
「え?じゃあ何?」
「ストーカーの排除」
「まじかー!!!それりゃ、無理だ!!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます