第7話言い訳

晩ごはんを食べ終わり久しぶりに家族でテレビドラマを観ていた。


父と母は、相変わらずキスしながら囁きあっている。


正弘と咲は風呂上がりでラフな格好をしている。


「今日は見逃す。」


咲がテレビを観ながら呟くように言った。


「な、な、何の事だよ?」


「動揺しすぎ。」


「じゃあ、単刀直入に…。」


俺は、知りたいのか?知りたくない?


どっちだ?


「何?単刀直入って?」


「何でもねぇーよ。」


咲は、ため息をついた。


ドラマのキスシーン…。


「ミヨリまで巻き込まないで…。」


「何の事だか、サッパリだ。」


「あっそ。」


咲はお休みなさいと言って2階に上がった。


ミヨリに、俺はメールで失敗と送った。


[咲が好きな人、わたし分かっちゃった。]


とミヨリからメールが来た。


俺は、何故か胸騒ぎがした。


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