第2話

PM:7時30分…


起きた私は自分の携帯を確認した。すると、雫からメールが入っていた。


「ログインしたら最初のエリアの噴水前に集合しよう。か、了解っと。」


パジャマを脱いで適当な私服に着替えて朝食を済ませた私はゲームソフトをセットしてヘッドギアを頭から被り、電源ボタンを押した。

その瞬間私の目の前は真っ暗になった。しばらくすると、白い空間に変わりそこには、


「LWOの世界-二プルヘイム-へようこそ。私はキャラクタークリエイト担当のヤーウェです。」


黒髪の10代くらいの肌が白くて美人な人が立っていた。


「初めまして、雨宮麻智です」

「初めまして、雨宮麻智さん。さっそくですがキャラクタークリエイトの方へ移りたいと思います。まずはキャラクターネームを決めてください。」

「名前は マチ でお願いします。」

「わかりました。では、次に自分の容姿を設定してください。ただし、変更できるのは目の色、髪の色、髪の型だけです。」


すると、突然目の前には自分の背丈ほどの大きな姿見が現れた。

私は髪の色は金髪にし、目の色を紫にした。髪の長さは腰の高さまでで、髪型はこのままにして決定を押した。


「では、次にスキルを25個のスキル 刀 剣 弓 やり 斧 盾 遠視 察知 格闘 火魔法 水魔法 風魔法 土魔法 闇魔法 光魔法 錬金術 裁縫 鍛冶 料理 MP上昇 STR上昇 AGI上昇 DEF上昇 DEX上昇 INT上昇 の中から3つ選んでください。」


私は 昨日のうちに決めていた 刀 察知 STR上昇 を選んで決定を押した。


「次に、アビリティポイントを15もっているので、各アビリティに振ってください。」


私はSTRとDEFとAGIに5ずつ振った。


「これでキャラクタークリエイトは終了となります。お疲れさまでした。質問がなければ転送したいと思いますが、大丈夫ですか?」

「二プルヘイムの世界のNPCはただのAIなんですか?」

「LWOの世界-二プルヘイム-の民は独立した自我をもっています。行動はなんらあなた達、人と変わりませんそのことを覚えておいてほしい。……では、最初の街-ファーロン-へと転送します。二プルヘイムの世界であなたの旅に幸せがあらんことを…」


そして、私の目の前は再び闇に包まれた。








「………………もう少し待っていてください、ファル。」




マチ

HP:25

MP:10

STR:20(5)

DEF:15

AGI:20

INT:10

DEX:10


スキル

刀 察知 STR上昇


残りスキルポイント:0

残りアビリティポイント:0

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る