不登校児in My class!!

 それから1週間、私たちはずっと美形イケメンの話をしていた。

週明け月曜日、、、。


「お局様?そういえばあそこの席ずーーっと空席だけど、いるの?」

「それな。いるんかな。どーせいないってことは病んでるくそか、チンピラ野郎だろ。どちらに転んでもうちと同じ分類になりそうだなw」

「お局様も琴も、見たことないの?あそこの席の人。私見たことあるよーー。」


あそこの席の人は1年の頃からずっと学校に来ていない人だ。だけど私は1回だけ見たことがある。どこかって?三者面談のときですよ。そして、、、


「マスクしてて顔よく見えなかったけど、身長は少し高めで痩せ型だった~!!」

「うわ、来たよ寿の好きなタイプ。うっわ、まじうっわ」

「爆笑だわ。だけどマスクの下が必ずしも良いマスクだとは保証できないよ。もしかしたら見た目だけ詐欺かも、、。」

「絶対下の上だよ~。」

「え、下の上?せめて中の上とかじゃ?」

「ううん?あのね、上履きの踵踏んで、手をポッケに突っ込んでた。」

「「え?」」


確実に今、ココロの中での王子様イケメン像崩れた(泣)

これじゃ、まるで、、、


「うを!!うちとおんなじ部類じゃんかー!会ってみたいなあ。くっそ馬鹿か天才のどちらかだw」


 そんな時、鐘がなって先生が入ってきた。うわ、今日は副担任の狸爺、、じゃなくて出部間先生(でぶまw)だ。ん?担任のじゃ◯りこ先生は?、、いや、角田先生(かくた)は??


「はい静かに静かに。今日は先生がある人を連れてくる。もうすぐくるから静かに待つように。」


そういった瞬間ギャーギャーワーワー始まった。これこそまさに❝Donntyannsawagi❞(どんちゃん騒ぎ)。狸爺(でいいや)は静かにーとツバを吐きながら叫んでる。狸爺のほうがうるさいくらいじゃん?これw


 ガラガラガラ、、、

戸が開く音とともに◯ゃがりこ先生(いや、角田ティーチャー)が入ってきた。


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