顎の治療代70万する件
桜木ゆりは
第1話突如起きる。
ジリヂリジリジリジリ...
「うっぅん、」
何かを探る手つきでアラームを止めた。
「ふわぁぁあっ」
眠そうな声で目が覚めたのは高校一年生の端島呼已彼は
たった今学校に行くためアラームに起こされた。
「もうこんな時間かぁ、、!、!!」
「って、なんじゃぁこりゃぁぁぁぁぁぁ」
呼已は顎に手を当ていきなり叫んだ。呼已の顎は見るからに伸びてるではないか!いわゆる、しゃくれだ。
<hr>
呼已は今の状況を受け入れきれないまま自分の机の上にあるパソコンに目をやる。電源をつけたわけでもない自分のパソコンが何やら勝手についているではないか。
俺はパソコンなんてつけてねーぞーと思いながら画面を見たら、こう、ふざけた文が書いてある。
〔おぉー呼已目が覚めたか?すまんが今起こっていることは、わしのせいだ。すまん。謝っておく。だがそこでだお前に1つの提案がある。その顎なんだが治療代は70万ぐらいかかるんだ。お前にはパソコンから繋げる異世界でギルドをつくりクエストをこなし報酬を手にしてこの世界に現金として変金して稼いで治すという手のうちどころはある。やりたくなければ別にわしもいいんだが、、まぁ今回は見逃してくれ、。〕
呼已はもちろん何も状況どころか何がどうなっているかも把握できていない状況、というかこのパソコンの文には色々突っ込みどころがありすぎる。この短い時間でありえないことが起きすぎている。
「なんだよぉこれまじかよ、ほんとに言ってんのかよ.....
まずパソコンのこいつはだれなんだよ、」
呼已の頭はもう異世界やらギルドやらで頭がいっぱいすぎた、そのパソコン画面をよく見れば右下の方に矢印があるではないか、呼已はとりあえず、そこをクリックした。
そこには誰が作ったのかすらわからないサイトがあったまずタイトルから怪しすぎる、そこには、異世界転送画面と大きく書かれてあった。呼已はその画面を見て、詳細のところを見る。
〔さすが呼已じぁ、この画面を見ているということは、長い旅、冒険に出るそしてお金を稼いで、直すと決めたのだなそこの画面をクリックすると異世界には移動できるぞ。他の説明はまた後でだ。〕
「くっそぉ、一体誰なんだっていうんだよぉっていうか冒険とか聞いてないし!!」
呼已は妙に変な感覚がする顎に手をやりながら詳細を閉じた。そして呼已は画面とにらめっこしている確かに異世界転送開始的なところをクリックできそうだ。
「...っう、んもうこんなことになったら、その異世界に行くしかねーじゃぁねーかよ」
と言った時振り上げた足を振り下ろす際床に落ちていた筆箱につまずき勢いよく、...ポチッ..
<hr>
「......っ..つぁあ」
「おい、、嘘だろぉぉぉおぉぉ」
あまり適当な感じで始まった呼已の異世界生活?冒険?出稼ぎ?さぁ呼已に一体何が待ってるのだろう。
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