第13話 「改造人間」


ピピッ。ピピッ。ピリリリ…ピリリリ…(電話が鳴る音)


ピッ!

???「もしもし…。ああ、ドライブさん!どうも、いつもリーマがお世話になってます。え?あ、はい…」

???「…わかりました。」


―テード小学校―


リーマ「おはようございます、ジョウ先生。」ジョウ先生「おお!リーマ!体はもう大丈夫なのか?」リーマ「はい。お陰さまで…色々とご心配をお掛けしました。」


ジョウ先生「いやいや!よかったよかった!ルマとグレイブにはもう会ったのか?」

リーマ「はい。二人も心配してくれて…。」ジョウ先生「何だよモテモテだなぁ!リーマ!」

リーマ「ハハ…。あ、それと先生に聞きたいことがあるんですが…。」

ジョウ先生「なんだ?改まって」リーマ「ブライって名前の男の子…この学校にいますか?」


ジョウ先生「…!?さ、さぁ…ブライくん…!?知らないなぁ…!?何でそんなこと聞くんだ?」リーマ「この前、その子が家に見舞いに来てくれたんです…。どこか別の学年にもいませんか?」


ジョウ先生「い、いないんじゃないか?ほかの先生にも聞いてみてくれ!じゃ、じゃあ先生忙しいから…。」リーマ「…すみません…。色々と失礼しました。」



ジョウ(何でリーマが私の息子のことを…。)


ジョウ(まさか…。)




ブライ「…。」ダル「キョ?」ブライ「…。」ダル「キョキョ!キョウキョウ!」


ブライ「…大丈夫だよ。ダル。心配してくれてありがとな。」ダル「キョ?キョウキョ!」ブライ「…リーマか。…そいつの話はやめてくれ…。俺の目的そのものが揺らいでしまうから…。」


ピリリリ…!ピリリリ…!

ブライ(!電話…?誰から…?)(!!キアからだ…!)


ブライ「もしもし!キア!?今どこだ!?どこにいる?」


???「お久しぶりですね。ブライ様。」

ブライ「!!」???「随分とキア様に入れ込んでいらっしゃるようで。キア様は幸せですね…。」

ブライ「…誰だ?お前…。」


???「ドライブと言います。今はキア様の母君のレイ様に使えております。」

ブライ「キアはどこだ!!キアをどこにやった!?」


ドライブ「…キア様については条件をつかせてください。」ブライ「何…!?」


ドライブ「あなたが所持しているダルと交換というのはどうでしょう?」

ブライ「な…なにぃ~!?ふ…、ふざけやがって!お前ら人を交換条件のモノにしようってのか!?」


ドライブ「ハハハハ…人?キア様はあなたとは違います。」

ブライ「…き、貴様~…!!」


ドライブ「キア様は…ダルと同じ…改造人間なんですから。」

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