第272話
「フフン、私を逆に取り込もうっ
て言う気かい?」
レベッカが甘い吐息をオレに
漏らした。
一気に、身体中が熱くなって、
次第に胸が高鳴っていった。
「ぅう、う………」
額の❌のキズ痕が、かすかに
疼いた。
「どうしたの?でも、あなたは
死ぬのよ!ゴメンなさい!!」
レベッカの目が妖しく光った。
「じゃあね!!」
そう、言うと短剣を逆手に持ち
、頭の上に振り上げた。
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