第174話

「あ、ジルさん……!」

 オレの声も上擦っていた。

「お願い!ジルって、お呼び

下さい。」


「え?あ、じゃ、オレの事も

 ノアって、呼んでくれよ!!

 敬語も止めて!!」


「そんな……!勇者を……!!」

「あの……、キスしても、いい?

「え?私と……」

「うン!」

 オレはジルの柔らかな頬を撫でた。

 緊張で手が震えていた。

「もう、ボク……、

 我慢できなくって……」

 下半身は火の点いたように、

熱くなっていた。










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