第110話 紅い月
「な、何だ?こりゃ~………!」
外へ出てビックリした。
空が一面、真っ赤に染まっていた。まるで、夕焼けのようだ。
宙天で、紅い月が、
禍々(まがまが)しく輝いていた
。
《来るで~!何かが、来るで~~~~❗❗》
ナポレオンが興奮し、オレの
頭上を翔び回った。
気づくと、オレの隣りで、
【美乳天女】が不安な眼差しで
紅い月を見上げていた。
オレの腕に身を寄せた。
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