第111話 【光帝・ギルディア】

「【金色に耀く眼】をした者

たちが、私たちの《レゥルーラ》

を支配していったのです。」

 アンジェラが紅い月を見詰めて

嘆いた。


「金色に耀(かがや)く眼……

…?」

「そう、わずか14名の

 【光帝(こうてい)・ギルディア】軍に、

 私たちは破れました!

たった一夜で………!!」


「光帝…ギルディア……!?」

 オレは聞き返した。

「光の帝(みかど)じゃ!!」

 爺ィちゃんも怒ったようだ。


「父上も兄上も兵士たちも皆、

命を落としました。」


「うぅ……」オレも声を失った。





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