書いて、読んで、思って

108.『ミサキ』と言う言葉

　新作の『ミサキ～四つの御魂と縁の言霊～』ですが、キーワードとなってくるのが冒頭の『ミサキ』です。今回はこちらについて述べたいと思います。

　今作は少々不気味な感じが見えているだけに、恐らく「七人ミサキ」を想像された方もいるのではないでしょうか？

　不慮の事故などで亡くなった人間の死霊。遭った人間を取り殺し、メンバーの一人の成仏と入れ替わりに引き込むという集団霊です。

　憑き物としての「ミサキ」は様々なバリエーションがありますが、最も代表的なのはこちらですね。

　他にも「ミサキ」にはいろいろな意味があります。

神や悪霊、精霊などが現れる前に現れる霊的存在の総称である「御先」、土地の「岬」、人名の「ミサキ（候補多数）」……。

　そもそも、今回の「ミサキ」はどんな意味なんでしょうね？（ニヤリ）

　私のことだからいくつかの意味を……おっと、ここから先はまだ何も言えませんね。

　書いている側も読んでいる側も楽しめるような作品にできるよう知恵を出していこうと思います。