105.「お約束」というもの
どうも書こうとすると何か自分の中に「壊れている」という感覚があります。頭の中には次の展開のアイデアや、新しい作品の構想などが出て来るのになんだかもったいないです。この辺は少しずつリハビリして行こうと思います。
さて、実を言うと今年はいろんなジャンルを試してみようと思っておりました。異世界ファンタジーはずっと書いていたこともあり、慣れみたいなものがあったのですが、他のジャンルの作品になると途端にノウハウもネタも出てこないという問題がありました。ここをどうにかしたかったのです。
カクヨムコン4用の作品もいくつかネタを考えてみたのですが、ラブコメは設定は考えられてもラストが思い描けない。歴史ものは取り上げてみたい時代はあれど、まだ踏み出せない。
これらの原因はなぜかと言うと、単純に知識不足と言うものが挙げられると思います。もちろん、書くにあたっていろいろと調べるので用語やら設定やらは組み立てられますが、ここで言う「知識」はいわゆる「お約束」や「定番」と言えるものにあたります。
例えばバトルものであれば戦闘開始→ピンチ→力の覚醒や仲間の助けによって逆転だったり、敵が主人公をなめてかかった結果、返り討ちに合うなど、ある種展開上「お約束」と言えるネタが存在します。
読む人はある程度その「お約束」を期待しています。それがどのように作者独自の展開で活かされるか、どのように裏切られるかが、また面白く感じるのだと思います。
他のジャンルがなかなか書けないというのはその「お約束」が自分の中にしっかりと落とし込めていないからだと思います。様々な作品を見て「勉強する」というのはそういったお決まりの展開をある程度自分の中に入れる作業でもあるのでしょう。
ここまで書いてきた感じ、どうやら今のところ私の中にはファンタジーや短編の恋愛などの知識はあるのかもしれません。他のジャンルも書けるようになればいろいろな要素を織り交ぜた作品も書けるのではないかと思っています。言ってしまえば「ジャンル不明」の作品を作ってみたいですね。
どんな展開が来るか読者も想像がつかず、ワクワクしつつも不安である。そんな姿を眺めながら嘲笑うように次の話を投下する。面白そうですね。
さて、そのためにもまずは色々インプットしないと!
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