物語のテーマがどういうものかに依りますよね。
確かにひたすらギャグという話であれば逆境や鬱展開などは必要ないでしょうけども、笑いあり涙ありという展開に波がある物語には試練というものが欠かせないと思いますし、それこそ悲劇だって物語全体を通して良く出来た話であれば受け入れられるものですからね(個人的にバッドエンドはあまり好きではありませんがw)。
一本調子になってしまうと、皆んな同じような右に倣えのお話になってしまうでしょうからね。
作者からの返信
ストレス展開を封じてしまうと、バトル物だったら苦戦がなくなったり、精神攻撃がなくなったりするんでしょうか……
理想の世界は書きたいですけど、だからと言って平坦な展開のみというのも私は苦手かもしれません。
こんにちは。もしかして、「初めまして」でしょうか?
>逆境の中でキャラクターたちが何を思い、どう立ち向かい、乗り越えていくかという成長の部分を書き表したいだけですし、むしろキャラを成長させるためには試練を与えねばならないとすら思っています。
私も結葉様と同じ考えです。
でも、「ハッピーエンドでなければ読まない」というかたもいらっしゃるので、難しいですよね。
以前、応援コメントに厳しいお言葉を頂いたことがありました(今は退会されてしまったかたです)。
“つらいのは現実だけでたくさん。小説は楽しいものだ”という考え方のユーザー様でした。
ひとつの意見として受け止めましたが、やはりキャラクターに試練を与えねば、という姿勢は貫いていくつもりです。
長々とすみませんでした。
作者からの返信
はじめまして。コメントをありがとうございます。
私はハッピーエンドを引き立てるためには悲劇や鬱展開、キャラが死ぬ展開なども必要だと思いますね。
確かにみんなで笑顔でい続けられるような世界は理想かもしれません。でも全ての存在が同じ勢力でいられることはできませんし、対立する思いや理念があるからこそぶつかり合い、乗り越える或いはやむなく力で叩き潰すという道が生まれます。その選択が果たして正しかったのか。葛藤することは成長へとつながっていくと思います。
「るろうに剣心」はまさにその話ですね。誰かを守るために刀を振るっていても自分が人斬りであった過去は消せず、答えを求めて戦い続けてやがて一つの答えを見つけ出す。その答はとても辛い選択ですが、悩み進み続けた果てに辿り着いたその答は剣心を理解している人は誰も否定しませんでした。
「辛いのは現実だけでたくさん。小説は楽しいものだ」という考え方は分からなくもありませんね。そこには一つの理想の世界を作ることができる。その理想の世界にストレス展開は不要。確かにそうかもしれません。
ですが辛い展開を自分なりの答えで乗り越えるという理想を作り上げられるのもまた小説だと思います。現実で上手くいかない、辛い思いをしたから小説という世界でせめて理想の展開や理想の人間関係を作りたい。そう思ったからこそ、私は小説を書き始めました。
これからも私は試練をキャラクターや世界に与え続けます。私の子たちなら必ずそれを乗り越えて成長してくれることを確信していますので。