27.作家は成長し続けようとするもの

「書き続ける」

「作品のことばかり考える」

「面白いネタを探す」

「参考になりそうな資料を集める」

「執筆する」

「新しい話のプロットを立てる」etc...


 このように、物書きはすることがいっぱいです。日常生活をこなし、仕事をして、創作に時間と労力と情熱を割き、そして書いた後にまた次を考えていく。そして他の方々と交流をして多くの物を得ようとします。

 あまり創作関係で持論を断言するのは好きではないのですが、これだけは言わせていただきたい。


です。


 読者が少なければ、評価が乏しければ当然へこみます。だからと言って例えば複垢やグループでの評価操作をしてどうなるというのでしょうか。


 その作品は本当に大多数の方々に大いに評価されるべき代物でしょうか。

 その自信はしっかりとした知識・取り組みに裏打ちされたものでしょうか。

 その作品を知ってもらうため、どんな宣伝をしたのでしょうか。

 その作品を読んでもらえるような努力をどれだけしたのでしょうか。


 果たしてそこに自己研鑽せいちょうの余地があることに一体どれだけの人が気付いているのでしょうか。

 評価操作によるランクインで確かに多数の眼に触れる機会はできました。「この作品は日間や週間ランキングで上位に言った作品です」と言う肩書も得られたでしょう。


 ですが、問題はその先です。


 ランクを維持し続けるにはしっかりとした更新頻度、新規の読者を逃がさないタイトル・キャッチコピー・あらすじ・冒頭部・展開・設定など読者の需要を満たすものが求められます。

 満たされなければすぐにランクは落ちます。評価も入りません。安易な手段に頼った結果、自分のプライドを汚し、作品に傷をつけてしまう可能性だってあります。


 今の出来に満足して足を止めてしまえばその時点で成長は止まります。もっと面白くできるはずだ。もっと自分は成長できるはずだ。本来ならそういう気持ちでどんどん書いて行くべきではないでしょうか。

「どうやって評価を集めるか」ではなく「どうしたら評価されるような作品にできるか」その気持ちが本当はあってしかるべきなのではないか。今日はそんなことを思いました。

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