新世界創造 編

No.46「理想の世界」


ヒューマ・オール(なんだ?あの光は…。)


パンジャ「まさか…!!」


グレイ「これか…。」

クロウ「?グレイ…?」

グレイ「可能性はこれしかない…。」


パンジャ「触るなぁ!!!」

クロウ「パンジャ!?」


パンジャ「それ以上近づくな!グレイ!!」


グレイ「…。」


チャカッ!


グレイがパンジャにスナイプ銃を向ける。


パンジャ「!?何のつもり!?」

グレイ「貴女のいう通り、終わらせようかと。」


パンジャ「…私は…世界を終わらせると言ったの。」

グレイ「…では、自分は生き延びると?それもおかしな話だ。自分だけ生き延びるなんて不公平ですね。」

パンジャ「…そうかな?私は私の理想の世界を作るだけ。私のユートピアをね。」


グレイ「終わることが美しいのはその先に貴女の世界があったから…。ですよね。」

パンジャ「…そうよ。私が伝説として語り継がれる世界…。旧世界からこの世界を知っている私は正しく英雄!私の時代が生まれるの!素晴らしいでしょう!!」

グレイ「…それでは私達ヒトや、獣たちと同じですよ?」

パンジャ「あんたたちと同じにしないで!!!こんな汚れて腐った世界なんて消えてしまえばいい!!」

グレイ「貴女も汚れて腐った世界の住人です。その世界のヒトが作った世界は本当に美しいのでしょうか?」

パンジャ「!!!」


グレイ「美しい訳…ありませんよね。」


ドォン!(銃声)


パンジャ「な…」


グレイ「一ミリも。」

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