No.13「神獣の答え」

ワイト王「ラック国第二王子グレイ。我々ワイト国と同盟国となり、我々の傘下に入れ。」グレイ「…。」ロット「グレイ様…!」グレイは口を開けワイト王の目を見て話をはじめた。「貴方たちは神獣のことを何もわかっていない。神獣、アラービーストは残酷な種族です。兄のクロウから聞きました。ワイト国の偵察隊が殺されたこと。兄の腕と足が引きちぎられたこと。神獣は人間と分かり合えると信じていること。そして、ワイト国のヒトを邪悪な者たちと言っていたこと。」ワイト王「…聞き捨てならんな。我々が邪悪な者だと?何故だ?理解に苦しむ。我々は神獣と共に世界を作り上げる。その神獣が何故…?」グレイ「知りませんよ。そんなこと…。ですが、貴方たちは神獣のことを何もわかっていないのは確かだ。」ワイト王「そうとも、だからこそ、分かち合おうとしているのではないか。」グレイ「私は神獣のこと少し理解できます。」ワイト王「戯けたことを!貴様に何がわかるのだ!?」声を荒げるワイト王。グレイ「神獣はきっとこう思っているのです。我々はヒトと分かち合おうとしているけどヒトは邪心を必ず持っている。我々も邪心は必ず持っている。ヒトの邪心は残酷だ。ヒトは我々より知識がある。かつて、旧世界の人間と我々の先祖がそうだったように。」ロット「…?グレイ様?」グレイはまるで神獣の立場のように話している。グレイ「ヒトは、我々の傘下に入らねばならん。次の時代は我々が主役。ヒトの時代は終わったのだ。」ワイト王「…?グレイ…?違う!誰だお前は!?」「私はアイガー。神獣アイガー。今は友のグレイの身体を借りて話している。」ワイト王「神獣…アイガー…!?」グレイの腕の基盤が光始める。(カッ!!)一同「うっ!何だこの光は!」グレイ「我は神獣アイガー。またの名をAR-25。神獣の地の王、サーベルの子。」

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