No.11「目指す世界」

無事、ワイト国に到着したグレイとロット。(?)「お待ちしておりました。グレイ殿下。」グレイ「貴方は?」「ワイト国王の付き人のハームでございます。以後お見知りおきを…。」ハーム「ワイト国王がお待ちです。さぁ王宮へ参りましょう…。」グレイはこんなにも簡単にことが進むことの違和感に動揺していた。ハーム「王よ。ラック国のグレイ王子をお連れしました。」ハームがそう言うと王室の扉が開く。ワイト国王「グレイ殿!貴殿とは、いつ以来かな?久しいのう!」

グレイ「ワイト王…、お聞きしたいことが合ってこの度、我々は来ました。」ワイト王「ウム、そなたの兄君から聞いておるよ。神獣…、アラー・ビーストのこととその国、神獣の地のことであろう?」グレイ「え、ええ…。ご存じでしたか…。」すると、王室の扉が開いて一人の青年が王宮に入ってくる。「王サマ、ただいま戻りました。」ワイト王「おお!ワット!ちょうどいいところにきた。お前も、会話に参加しろ。」ワット「…、誰だ?お前…。」グレイ「ラック国のグレイです。貴方は…?」ワット「…チッ!人間か…。」グレイ「…?」

ワイト王「やめておけ、ワット。いいからこっちに。」グレイ「…!?」ワイト王「では、話そう。神獣の国、そして、アラー・ビーストのこと、そして我々の目指す世界を。」

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