第二章 始まりは突然に

第2話 

 そもそもの話になるけど、なんでこうなったのか。それは、さかのぼること3日前。

 2学期中間テスト最終日の帰り道だったかな、親友である雪ちゃんから相談があるって言われて――――その道沿いにあるファミリーレストランに入ったんだ。


 雪ちゃんからの相談―――なんて言ってはいるけど、ほとんどが部活とかの愚痴ぐちのようなもの―――なんて久しぶりで、だからちゃんと聞いてあげたいな~なんて。

 それから相談費用として、フライドポテトをおごってもらおうとか考えてた。フライドポテト、私が大好きだからね。

 だから今回も、今までと同じだろうなぁって思ってたんだ。





 そう――――

 椅子に座って、話を聞くまでは・・・ね。

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