静観と俯瞰

「きょうもお魚みにいくの?」

「んー? そう、今日も水族館」

「もうあきたよー」

「なー、パパも飽きたよ」

「ねー。ママは何であきないのー?」

「さー、何でだろうねー」

「りっかはなんでか分かるかも」

「へぇ。何でなの?」

「パパの顔がねー、エイににてるから」

立夏りっか、パパの顔が大きいって言いたいの? それにエイを馬鹿にしてない?」

「してないよ、りっかはエイが好きだから。だからパパも好きなんだよ」


「二人とも喋ってないで早く用意してよ。イルカショーに間に合わないでしょ。ただでさえ日曜日で混むんだから。ってかさぁ、パパ……先に車のエンジン点けとけって言ったよね。夏は暑いんだから、子供が熱中症になったらどうするの」


「ああ、ごめん。すぐ行く」

「早くしろよ、この鈍間。あとひかるのオムツ忘れないでね」

「うん、それは大丈夫」

「立夏、お弁当の盛り付け手伝ってくれる? パパは忙しいから」

「わかったー。でもあれだね、パパはママのいいなりだね」

「そうだねー。哀しい現実だ。ママの言う事はちゃんと聞くんだぞ?」

「うん、きいてるよ。でもりっかね、ママがお魚すきな“りゆう”しってるんだよ? しりたい?」

「うん、知りたいなぁ」

「ここだけのはなしだからね? ママはね、パパとはじめてお魚をみたときのことがわすれらないっていってた。イルカがわすれらないって、エイをわすれることはないだろうって」

「……へぇ。それは知らなかった。ママがそんな事をねぇ。ってかやっぱ俺って顔でかいかな」

「うん、おおきいね。たくましいことだよ」

「立夏はママに似て良かったな。きっと可愛い女の子になる。光はどうなんだろうなぁ?」

「ひかるもパパみたいに格好良くなるよ。だってママとパパの子だもん。じゃあママのところいってくるね?」

「うん、いってらっしゃい。ママとパパの子かぁ。そうだなぁ、そうだよなぁ」


 立夏りっかの少しだけ成長した背丈とはしゃぐ姿を見届けた後、ふとリビングに置いてあるTVに目を向けた。見て見ると、ちょうど昨日のプロ野球の結果を誰かが偉そうに解説していた。セ・パ交流戦も、ペナントレースも中盤に差し掛かろうとしていたこの時期。特に一強とも言えるチームは特にTVで取り上げられていた。その“チーム”はシーズン最強と言われ、向かう所に敵無しと豪語されていた。

 そりゃあそうだろうなと、俺は思った。天才野球少年『大神宛おおがみあて』が入ったのだから。彼をドラフト一位指名したのは何球団だったかな……正に天才と称するにふさわしい野球少年であった。去年の甲子園も彼一点張りのメディアの報道。事実、感嘆するしかない実力と感動を日本中に届けてくれた。大神宛はそれ程の選手だった。そして、誰もが実感した。彼はやがて世界に羽ばたくと。

 そのチームが“今シーンズ”強い理由が他にもある。チームに一人の『レジェンド』が帰ってきたのだ。一年契約ではあるが、そいつはに帰って来たのだから。そしてそいつは日本中の野球ファンの心を躍動させる事となる。【MLB】にて三冠王達成。(詳しくは知らない)謂われる所、伝説にして不動の一番バッター。『習田録助しゅったろくすけ』。そして“彗星の肩”を持つとも言われた男。

 何だか良くは知らねーけど、この習田のヒットで日本は野球のワールドカップてきな大会で優勝したらしい。それはきっと逆転満塁ホームランだったろうな。そうに違いない。しかし、すげぇ奴だ。そして、実は俺の同級生でもある。そして習田はこの年限りで引退すると表明している。


 この“自慢話”。俺の愛する子供達に、立夏と光にはまだ言ってはいないが。「習田も頑張ったよなぁ、マジで」


「お前、マジで殺されたいか。私は言ったよな、車のエンジン点けて空調を効かせとけって」

「はい、言ってました。言われてました」

「三度目はないからな? 馬鹿の脳みそは十年以上経っても馬鹿なのか?」

「いやぁー、ほんとごめん。すぐ行く、マジですぐ行くから沙也さや

「だったら、早く行けよ」


 俺が重い腰を上げようとした瞬間、そのTVの内容が野球からバスケットに映り変わった。瞬間、俺は足を止めた。そして聞き入ってしまった。“懐かしい音”がしたからだ。

 見ると、日本人が屈強な白人選手と真っ向から勝負していた。右にフェイント二回、左上、下に一回づつ。全ては同時だ。何も動いてはいないのに、それだけは読み取れた。俺もまだまだ見るだけなら現役だ。


「やるじゃねーか、秋永涼あきながりょう。いくつになっても衰えねーなぁ、お前は。未だ全盛期ってか、さすが天才」

「話聞いてたか、この“バカ翔”」

「はい、聞いてました。もう行きます、本当に行きます」

「……まだ後悔してるの?」

「え?」

「バスケ。NBAに行かなかった事」

「もうしてない。これで良かったって思ってる。俺には“資質”がなかったからなぁ」

「そう。じゃあ早くしてよね、この鈍間野郎。昔は最速だったんでしょ?」

「ああ、そうだなぁ。それより俺ってそんなにエイに似てる?」

「うん似てるね。あ、そうそう。同窓会は結局来週だって、中村さんから連絡が来た」

「今は村川さんだけどな」

香奈かなちゃん、立夏と同い年なんだってね。子供も参加大丈夫だって。星野ほしの君も来るって聞いたよ」

「へー、翔太しょうた来るんだ。忙しくはないのか、あいつは」

「連絡取ってないの?」

「取ってねぇーな。“忙しい”だろあいつ」

「それもそっか。ってか早くして」

「はい、空調効かしときます」


 俺がリビングから出る時、スポーツニュースはもう終わっていてニュース番組は明日に何を報道するとかの予告をしていた。去り際にTVの音から聞こえて来たのは、今度の参議院選挙に関する内容だった。昔の俺からしたら“どうでもいい”内容だったかも知れないが、今と為ってはどうでもよくはなくなっていた。それでも俺はリビングを後にした。早く行って空調を効かしておかないと、本当に沙也の鉄拳が待っているからだ。その鉄拳の威力、嘗ての泉先生を彷彿させる威力だ。

 

 しかし、“同級生”が三連荘でニュースに出るとは。今日は良い日なのかもしれないな。久しぶりに最速で水族館行ってみるかぁ? なんてな。来週は同窓会か。皆と会うのも久しぶりだな。……あいつは来るのかな。俺達のエースは果たして現れるのかな。天衣無縫のあいつは来るのだろうか――。





 平成十八年。八月一日。第五十九回全国高等学校総合体育大会男子バスケットボール競技大会――通称「インターハイ」が始まろうとしていた。今年の開催地は東京であり、イメージソングを務めるのはあの『サンフラワーズ』。その盛り上がりは史上初の熱気に包まれており、高校男子バスケットボール界は日本中の国民の目に留まっていた。それはあの『夏の甲子園』をも超える勢いで、報道各社は連日連夜「高校バスケット」の特集を組んでいた。

 準決勝、決勝と共に国営TV中継されている事に決まっており、その他の試合に関しても放映権に関して各局が莫大な資金を掛け挑み、抽選に寄って勝ち取っていた。つまり、今年の高校男子バスケットボールに関してはそれ程の“金”を生み出すと誰もが確信していたからである。大会スポンサーの企業数も過去最多である。

 その中心にいたのは、やはり天才バスケット高校生プレイヤーの秋永涼だろう。そして、今年は嘗てのチームメイト全員が同じ土俵に立っていた。“全中優勝”を果たした嘗ての仲間がインターハイの頂きを目指して再び相見えるとしていた。そしてそれだけではない。絶対王者である京都洛真きょうとらくしんが敗れたのもここまで熱くなる要因の一つだろう。王者を破ったのは無名の公立高校。


 波乱を迎えた予選は終わり、全国一の称号を目指す戦いの火蓋は八月一日に始まろうとしていた。



「三日前に東京入りします。宿泊は都内のビジネスホテル。東京の空気にも慣れておくように」

「よく言うよな、環境が変わると駄目になるって」

「ああ、なんか水とか飲むと腹壊すって」

「そうです。プロは本来そういうアクシデント含め、体調を万全にするんだけど」

「ご飯が不味いと……福岡だと思っていたのに」

「もう諦めろ、タマ。九州は来年だ」

「来年はもう卒業してるよ。進路も決まってないよ」

「カツサンド屋さんやればいいじゃねーか。そしたらカツサンド食い放題だ」

「それやる意味ある? だったらカツサンド屋さんに食べに行くよ」

「悠花先生、練習は出来るのか?」

「各校、前日に十五分だけの会場の使用が許可されています」

「それだけ?」

「そう、それだけ。京都を発てばオールコートで練習する事は出来ません。もう都内の体育館全部取られちゃった」

「おおう、マジか」

「マジです。だからみんな早く現場の空気に慣れてね。後はイマジネーション。洛真に勝ったから余計に注目されているわ。敵は、敵だけでは無いと言う事を肝に銘じておきなさい」

「……つまり、完全にアゥエーってこと?」

「そうよ、洋君。それも君達が想像にした事も無いアゥエーになる。。そして皆が求めるのはあくまで、明島川あけしまがわの秋永涼。そして嘗ての仲間との熱い再戦ドラマ。……ですが、そんなものは糞くらえよ」


(悠花先生、言葉が汚いな)

(洋介と何かあったか?)

(ってか皆の前で恥ずかしげなく“君”呼ばわりかよ)

(こっちが恥ずかしくなるわ)


「いいかな? “一番を倒した後の一番”は本当に大変なの。この先実力だけじゃ勝てない世界がある。王者を倒したという誇りは捨てなさい、無用な誇りだから。……でもまぁ、君達にそんなものは持ち合わせてはないか。


(急に雰囲気が和らいだな)

(なんかすげー優しい眼をしてる)

(やっぱ洋介とヤッた?)

(結局新幹線で行くのかな……)


「もうトーナメント表は見たわよね? 秋田明島川は反対ブロック、相見えるしたら決勝よ。メディアは“群像劇”なんて言っているけれど、そんな言葉は私達には不要です。? 所詮何も知らない、どこぞの阿保と馬鹿が言っている言葉にすぎない」


 東京出立の朝。京都駅にて新幹線を待つ俺達に、遠藤悠花えんどうゆうか先生は俺達に熱くこう言った。それは先生の魂の叫びだった。それは、少し恥ずかしいくらいの、大分恥ずかしいくらいの“言霊”だった。

「予選決勝で言った事を覚えているかな? “勝ちなさい”。それも“ぶっち切り”で。。今や君達は今大会の台風の目よ。道中、敵は無し吹き飛ばせ。そして……」


「真のヒーローは遅れてやって来る!」

「そう、その通り。行くわよ、みんな! 日本一はすぐ其処よ」


「いや、やっぱり新幹線じゃん! あれだけ言ったのに!」

「もう諦めろサトル。ってか改札通った時点で察しろよ」

「下りに乗ろうよ、博多に行きたいんだ。豚骨ラーメンが待っているんだ」

「やー、やっぱ駅弁だよな。わくわくするよな? 翔太」

「あ? ああ、そうだな」

「点呼ー! 番号一!」

「ゴリポン、もうみんな乗ってるから。点呼取るの遅いから」

「そういえば中島君、今日もおにぎりは握ってくれたの?」

「え? ああ、まぁはい。タマの非常食様に。ってか握ったのはお袋ですけど」

「貰ってもいい?」

「てめー、ゴリポン! 悠花先生といちゃいちゃすんなよ! ぶっ飛ばすぞ!」

「あーはいはい。もう洋介は五月蠅いよ」

「動いた! 動いてしまった! もう止まれない! 僕はどうすればいい!」

「ねー。九州に行きたかったよね。何で東京なの」

「なぁ、タマ。東京に行くと思うからそう思ってしまうんだ。俺達はずっと先に行けばいい……そう思ってみろ」

「ずっと先? 例えば?」

「例えばー、そうだなぁ。函館とか」

「それはヤバイ」

「ヤバイのか?」

「うん。だって函館は魚が美味すぎるから」





「おまちどおさん。ざるそば二つです。蕎麦湯も置いておきますね」

「あ、ありがとうございます」

「やー美味そうだ。すっかりこの店にはまってしまいましたね。てか桐村さん、昼から飲んでるんですか」

「昼だろうと夜だろうと、酒は飲むだろう。この仕事の唯一の特権でもあるなぁ。あ、天ぷら盛り合わせもいいですか?」

「じゃあ僕も飲もうかな」

「ここの日本酒は美味い」

「あまり詳しくはないんですよね。やっぱり新潟ですか?」

「さぁ、俺も知らない。ただ、この塩が旨い。旨すぎる」

「日本酒と塩って、なんか良いですよね」


「それは“完全天日干し”で作られている塩なんですよ。高知の職人が作っていて。本当に良い塩です」


「あ、そうなのですか。どうりで……ところで天日干しって?」

「馬鹿野郎、海水を日光にさらして作る塩だよ。しかし大将は随分とお若いですね」

「確かに。僕と同い年くらいに見える」

「おめーよりは確実にしっかりした人だがな」

「数え年で二十七になります。まだまだ、これからですよ」

「なんと、その年でこのような見事な蕎麦を。素晴らしい」

「そう言って頂けると有り難い限りでございます。お客様は京都に観光に?」

「いや、仕事で。僕達記者なんです。今はバスケットボールを取材してて」

「ああ、成程。インターハイはもう直でしたか。京都に来たってことはやはり“秋永涼”ですか? いや九条にある洛真高校か」

「それもあります。秋永涼の生まれ故郷を追って来たら、何と言うか色々とありまして」

「――洛連高校。其処にずっと取材に行ってましてね。大将は生まれも育ちも京都ですか?」

「はい。ただ生まれは洛北ではなく、下鴨しもがもの方です。此処より少し南の」

「下鴨と言えば、秋永涼の地元じゃないですか。もしかしてお知り合いだったりしますか?」

「まさか。私は下鴨を十二才の時に離れております。その後はここの洛北に」

「そうなのですか。という事は転校ですか? 随分と辛い時期になさったものだ」

「そうですねぇ。……元々この『中園屋』は下鴨の方に在りまして。先代、私の父が亡くなってこの地に来たと言うますか。ただ最初は地元に帰ったりはしていました。やはり、私の実家は下鴨であり、そしてあの時の中園屋なのです」

「成程。何か、今の言葉は心にくるものがありました」

「桐村さん酔ってきてます?」

「うるせーよ。それより思ったのですが、大将が年齢の割に達観している姿勢はやはりそう言った経験からくるものなのでしょうか?」


「ははは、先も言った通り私自身まだまだ未熟者です。親父が作っていた蕎麦とはまだ程遠いです。本当に私は“まだまだ”です」


「そうですか。ですが先が楽しみです。最後に一つ聞いてもいいですか?」

「はい、なんでしょう」

「下鴨に店は出さないので? いや、聞いた限りで申し訳ないが何故この洛北にと思いまして」


「一番の理由は“今の実家”が此処にあると言う事ですかね。あとは……年の離れた弟達や妹がいます。あいつらが“立派な大人”になるまではこの地にいようかと思っていて。それに、洛北も良い所です。今は住宅街に変わりつつありますが、十年程前は田んぼと山しかない田舎でした。当時は思わなかったですが、日本の原風景が此の地には在ると感じまして。山や田んぼが無くなるのは何処か哀しいですけどね」


「“わびさび”というやつですかね。いや、もののあわれか」

「何、詩人みたいな事いってんすか。やっぱり酔ってるでしょ」

「うるせーってんだ。いやしかし美味い蕎麦と巧い酒でした。御馳走様でした」

「日光浴の塩も」

「天日干しだ。では、また来ます」

「はい、お待ちしております。道中お気を付けて下さい。“昼の酒”は足を取られますから」

「確かに。大将は本当に不思議なお人だ。今までに会った事がないお人です。いや、別に口説いている訳ではなく」

「いや、口説いているでしょ。おっさんが若い兄ちゃんをナンパしてる。なんの地獄絵図ですか」

「黙れ矢部。……しかし良い所だと言われるのも同感です。日本の原風景か、本当に良い夏を感じられる場所だ」


「昔は本当にもっと田舎でして。当時は、蝉の鳴き声かバイクの音しか聞こえなかったんですがね。でも洛北の夏は素晴らしい所です。次は冷たいとろろ蕎麦なんかも。それでは、また」



 桐村と矢部は中園屋の大将にそう言われて見送られた。そして大分千鳥足になっていた。昼の酒は随分と二人の足を取った。それくらいの旨い酒であったからだ。飲んだ量、大将含め三人で一升。純米大吟醸、久保田万寿を飲み干していた。



「あれが、中園賢一郎なかぞのけんいちろうか。流石、伝説と謳われた人物。個人的に好きだ」

島雄一郎しまゆういちろうの兄ですよね。てかやっぱり桐村さんそっちの気が?」

「アホ抜かせ。何と言うか、彼は独特の世界観を持っている。職人という奴は全員そうなのかもな。それに彼は本物に違いない、俺はそう確信した。それより速攻で東京行くぞ、東京。始まるだろう、インターハイが」

「何だそれ。まぁ始まりますねー。トーナメント表はもう見ましたか? 早速激戦ですよ、激戦」

東京第一とうきょうだいいち福岡天神ふくおかてんじんか」

「です。川崎努かわさきつとむ中村信也なかむらしんや。さっそく嘗ての全中優勝メンバーが激突ですよ」

「俺は個人的には水瀬みなせを押してるけどな」

「僕の個人的にはぶっち切りで洛連らくれんですけどね」

「まるで青春群像劇だな」

「ですねー。そういや前に桐村さん“こう言った”のを覚えています?」

「ああ? 知るかよ」

「まるでだって」

「覚えてねーよ」

「言ってましたよ。維新回天だって。あれ、一面のキャッチコピーにしましょう」

「……矢部、お前はやっぱりセンスがねーわ。キャッチコピーはやっぱこれだろ。こういうのはシンプルかつ、“心に残る言葉”にすべきなんだよ」

「例えば?」


「もう直に『インターハイが始まる』ってな。かも瘋癲ふうてんもそう言ってたろう?」





 

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