第6話 琥珀脳霧
お茶会をひらくなら
昼下がりに致しましょうか?
それとも、夕刻に致しましょうか?
そして、館主は 紳士がよいか?
淑女がよいか?
ひぃらりひらり、舞い散る光、思い出断片
薔薇の美しさに 捕われて抜け出せなくなるのは
時間の問題
お茶を淹れましょう 赤いお茶 コガネのお茶
おスキな カップをお選びなさい
それは、彼方のオ骨でできているから
しっくり馴染みます
夢の中で・・・ 夢に溶け 成るのは心の氷
溶かせたら 手と手をとって 幸せに
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