「ドロヘドロ」が面白いです。
こんにちは。木元です。
今テレビで放送されてる、「ドロヘドロ」ってアニメがめちゃくちゃ面白いんですよ。Netflixでテレビ放映後に観ているので、テレビでは何曜日にやってるのかは分からないんですけれど。
魔法で頭をトカゲに変えられてしまった大男が主人公で、友人と一緒に、頭を元に戻る方法を探すってストーリーなんですけれど、キャラクターと言い世界観と言い、兎に角個性的なんです。主人公の大男だけでも、魔法で頭をトカゲに変えられた際記憶を失ってるし、口の中には主人公にも誰か分からない男が潜んでるし。癖が強いので人を選ぶ作風ではあるんですが、一度観てみて欲しいです。原作の漫画が欲しくなった。漫画欲しくなったのなんて、何年振りだろう。
コロナウイルスがあるので、暫く買いに行くのはやめておきます。ネットで注文するにしても、配達員さんに申し訳無いなとなって。今漫画とかどうでもいいしなあ。後でもいい買い物の為に、あちこち動き回って貰うのは気が引けます。
あと、短評貰った賞の第二回の開催が決定されてるんですけれど、まだ詳細が発表されていないのでソワソワしてます。第一回と募集要項はほぼ同じとされているのですが……。ほぼってのが気になる。
これは気分の悪い話かもしれないんですけれど、賞の第一回の結果を受けてネット上に公開された、審査員と編集長による座談会があるんですね。これに対する賞の参加者や参加されていない方のコメントの中に、「賞の募集要項をもっと詳細に記してくれないと、賞に合わない作品を書いて落選してしまうじゃないか」。みたいなものがあったんですよ。
私の場合は、募集要項に不備を感じませんでした。「メインの読者層を大人にしつつ、若い人にも読んで貰えるような、ゲーム文化を背景としたファンタジー小説が欲しいです」と、書かれてありましたし、この賞を開催したレーベルの公式ホームページに行けば、出版されている作品の試し読みも出来るようにされていました。ええやん。寧ろ親切。ホームページには賞以前に、うちはこういったジャンルの小説を出版していますと、詳しく書かれてもいましたし。
それに、出版されている作品を確認すれば表紙だけで、たとえばこのレーベルは、男子高校生が好むようなハーレムものは求めていないんだろうなと分かるぐらい、どういった作品を出版していきたいのかはっきりしてるんですよ。このレーベルが出してるのはラノベでは無く、小説なんだなという事も、作品の文章の質から伝わってきます。ラノベが文章雑って訳じゃないんですけどね。本を読み慣れている人に向けられて書かれている文章だって、試し読みの部分だけでも分かるんです。クオリティには厳しいですって、座談会で書かれていた通りだと感じました。
ならあのコメントをされた方は募集要項に、「ハーレムものは求めていません」と書いて欲しかったんだろうか……? でも、あれやこれやと余りに募集要項を詳しく書いてしまうと、応募作品の幅を狭めてしまうという話は、どの賞でも聞くんです。面白い事じゃなくて、受賞する事を重視された作品ばかり集まって、同じような内容の作品が多く集まってしまうのは、選考する身としても思わしくないそうで。私が審査員だったら嫌ですしね。言葉を選ばないでいいのなら、そんな媚び売った文章読み倒さなきゃいけないの。下心って透けて見えるし。選考する側としても、募集要項に書く情報量の加減は、考えないといけないんだろうなと思います。
ていうかもう、座談会にコメント送ってる方って文句言ってる奴ばっかりでしてね。「落選したけど次も頑張ります! 受賞作品の書籍化楽しみです!」なんて送ってる方の隣で、あーだこーだとジメジメした事を……。女々しいぞお前ら! カビ生えそうだ!
募集要項だけじゃ不安なら、ちゃんとレーベルの公式ホームページ見て出版作品をサーチしろ馬鹿たれとブスっとしてたんですけれど、ふと思ったんですよ。こういう文句言ってる人達って、どれだけの覚悟で小説書いてるんだろうって。
競争である時点で、なれるのは勝者か敗者じゃないですか。参加する以上、誰だって勝者になりたいし。でもそこに立てる人数は、最初から決まってるし。なら、何人かも分からない競争相手を越えられるだけのものを書かなきゃいけないって事に、あの人達は気付いてるんでしょうか? 自分が受け入れられない理由を誰かに求めてる限り、そういう人って何にもなれないんですよ。多分。あくまで私の感覚ですけれど。
夢を叶えるってとても苦労するし、周りに沢山迷惑かける事でもあるんだよって、多くの人はそこで言葉を止めますけれど、同じ夢を持ってる人を蹴落とす事にもなるって、言う人に会った事無いんですよね。今の所。私は常々考えてます。こうやって賞に応募する時は勿論、生活の中で他の競争に出くわす度に、もし私がこの望みを叶えたら、一緒に挑んでる人達の夢やら目標を、最悪奪う事になるかもしれないって。
たとえば今回の賞に応募した人の中に、「最終選考にも残れなかった。もう小説なんてやめよう」って思った人がいるかもしれません。私だって落選したら落ち込みますし、暫く書くのやめよっかなーって思う時もあります。そういう気分にさせる側に、つまり、受賞者になる覚悟がマジであんのか? って問われた時に、ああしたコメントをする人達は、何て返すんでしょう。夢を叶えるって、誰かの夢を奪う事でもあると思いますけどね。勿論ものによりますし、そもそも私の考え過ぎかもしれません。受賞者を選ぶのだって、あくまで主催側ですし。
同情は失礼なのでしませんけれど、自分の名前が残る結果になる度、嬉しさは勿論ですが、ここに立ちたい人が他にもいただろうなとも感じてしまうので、その辺気にしながら書いていきます。そっちの方が気が引き締まるし。ここまで勝ち抜いたという事は、負かした誰かが大勢いるって覚えてたいです。何で? って言われたら、上手く答えられませんが。自分がした事を、都合のいい所だけ切り取って覚えていくのが嫌なのかな。
何か話ズレちゃいましたね。ドロヘドロ、面白いよ! おいでませ、混沌!
では今回は、この辺で!
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