十代って難しい。
こんばんは。木元です。
今日はカクヨムコン用、一気に33話目まで頑張って修正を終わらせまして、34話目をちょっとだけ書きました。748文字です。明日からまた、執筆を再開出来そうかなあと。
前回買ったと書いていた、「ノノノ・ワールドエンド」というラノベを読んでるんですけれど、主人公が、中学三年生の女の子なんですね。十五歳の。物語は、謎の霧によって滅びに向かっていく現代世界の中を、彼女による一人称視点で進んで行くんですけれど、彼女の心理描写にはっとさせられました。普通の十五歳って確かに、こういうものの考え方をしているなと。
私は、弟が二人いる長子という事も多分にあるんですけれど、幼い頃から周りの大人達に、「しっかりしてる」と言われて育ったんです。親が中々古風と言いますか、厳しい躾をするタイプだったようで、その影響により歳の割にかなり大人びており、余り子供らしくなかったみたいなんですね。だから、当時は特にだったんですけれど、映画でも小説でも、エンタメ要素が強い内容ならそんな事は無かったのですが、十代を主人公とした純粋な青春ものや恋愛ものには、まず共感出来ませんでした。その作品の中の十代達の悩みが、余りにも小さく見えて。クラスでの立ち位置に悩むとか、親との接し方に何だかギクシャクするとか。まず学生の間の恋愛なんて破綻が前提みたいなものなのに、何ムキになってんだろうとか。十代に受けるラブソングって、「ずっと一緒」とか「もう離れない」とかいった内容の歌詞がまず入ってますけれど、永遠なんて
そんな十代でしたから大人になって振り返っても、いまいち子供らしさが掴めないんです。私が書く十代は理路整然とした話し方からも、精神年齢大分高いだろうなと思いながら書いてますし。まあ私がその歳の頃ってそうでしたから、気にしてはいないんですけどね。
だから、主人公が十代の作品には共感出来ない事が度々あるんですけれど、この「ノノノ・ワールドエンド」の主人公は、違和感無く頭に入ってきたんです。もうすっと。これは個人的にですが、非常に大きな事です。こんな事、滅多にありませんから。普通の女の子なんですけどね。家庭環境に問題がありますが、でも現実でも有り得る範囲内のもので。うーん凄い。子供らしくなかった大人が相手でも、子供らしさとはこうであると伝えられる書き方があったとは。経験が乏しい事に対して違和感無く頷けるとは、何と清々しい事でしょう。
とても勉強になりました。ラノベ、もっと読もう。現代が舞台とかの、あんまりぶっ飛んでない設定のやつで。
では今回は、この辺で!
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