いるのかいないのかは、やっぱりよく分からないですね。


 幽霊。


 どうもこんにちは。木元です。


 心霊体験したことありますし、幽霊見える友人もいるんですけれど、やっぱり何だか不思議なんです。疑いようも無い経験してるんですけどね。でも何だか。だって何であんな幽霊って、どいつもこいつも暗いんですか? カビ生えてそうなシケた面して。いや、私は見えない人なんですけれど。


 黙って立ってたり、黙って何かしてきたり。何ですかシャイ? 死人に口無しって、幽霊にも有効なんですかね? 最近はもう余り取り上げられませんけれど、心霊写真って、一時テレビで流行ったじゃないですか。まあ本物なんて無いか、あってもごく少数だろテレビだしって思ってるんですけれど、あそこに出てくる幽霊ほぼ女! 長髪の! お前ら『リング』の貞子ファンかよってぐらいの高いクオリティで髪の長い女髪の長い女って、怪談でもロングヘア女子の人気は古くから不動ですし、そう言えば黒髪ロングって男性からも昔から人気の髪型らしいなとか今にもどうでもいい方へ思考が飛んでいきそうな胡散臭さが爆発してるんですけれど、どうなんですかね?


 私に取り憑いて来て金縛りかけてきやがった迷惑な奴は、見える友人曰く、「黒い大人の、男の人」だったんですけれど、そういう体験した事あるよって話す方に限って、そんな貞子みたいなベタな姿した幽霊の話、あんまりしないんです。お年寄りだったよとか、見えないけれどいたみたいで、重さがあったり、変に風が遮られていた部分があったから、多分そこに立ってたんだねとか。

 テレビの心霊系は嘘じゃねえのって、勝手に思ってます。話にあんまり、リアリティが無くて。心霊スポット巡りとか、よく芸人がさせられてますけれど、あれは本当に……。やめた方がいいですよ。やらせじゃないなら。とんだマゾ企画だな自分で全力で走って電柱にでも激突しに行ってるような危険行為だぞって、やらせじゃないなら思います。本当にいる場所に遊び半分で行ってるなら、死人出ますよ。どんな奴いるか分からないんですから。


 で、私は一度取り憑かれた経験をしているので、もうそういう、幽霊とかの噂が立つ所には絶対行っちゃ駄目って、カクヨムさんで知り合ったユーザーさんからキツく言われてるんで行けないんですけれど、命知らずな方とかいたら一回、そういう幽霊が出る場所で、やってみて欲しいなあと思っている事があるんです。いや死ねって言ってんじゃなくて、素朴な疑問として。塩って魔除けの効果があるって言いますけれど、それ本当なのか試して来て欲しいなあって。

 私は心霊体験をしていた頃に、塩を使ってみるという案が思い付かなくて、試せないまま過ぎ去ってしまったんですけれど、出る所で塩撒き散らしたら、本当に逃げるんですかねえ? 幽霊。あと、何で皆さんそんなに暗いんですかって、見える人に訊いて来て欲しいです。幽霊に。私見えないんで。見えないのに近付いて、触っちゃったらしい愚か者なんで。いやそれで金縛り食らうとか自業自得じゃねーかじゃなくて、そうせざるを得ない状況だったんですよ本当に!


 だっておかしくないですか? テレビの心霊写真とか。絶対偽物でしょ。誰もふざけてないじゃないですか。もし私が幽霊になって、「写真に写り込むぞ!」ってなったら、絶対に何かやってるんですよ。いえーいってピースなり何なり。元気な人は幽霊になれないんでしょうか。見るからにくらーい人ばっかりで。明るそうな人とか、陽気そうな人絶対いないじゃないですか心霊写真。アフロとか、モヒカンもいないし。普通って言うか、悪く言うと地味ぃな。あと、外国人の幽霊を見ないのも不思議です。日本にだって住んでるじゃないですか外国の方。って考えていくと、自分のあのおかしな体験はもしや夢……? とか、疑い出しちゃって。いえいえ。本当にあったんですけどね。本当に怖かったですし、金縛りはいやもう今まで生きて来て、あんなに胸が痛くなった事他に無いですってぐらいの激痛が伴ってたんですけれど……。うーん……。不思議です。やっぱり。


 明るい幽霊とか、アフロの幽霊見た事あるよって方は、こちらにコメント下さい。普通の幽霊には、そんなジメジメした顔してるから、思い残すような人生になったんじゃないんですかって、一回訊きたいです。「若造がァ!」って、生身の人間に怒られそうですけれど。でも生きて来てやっぱり思うのは、一番怖いは生きてる方の人間だと思います。いやホント。



 では今回のお勧めは、達海ゆうさんの、『パートタイマー殺し屋』。


 https://kakuyomu.jp/works/1177354054884207087



 総文字数21,183文字、九話構成の、完結済み現代ドラマです。タグはこんな感じ。


セルフレイティング

 残酷描写有り 暴力描写有り


タグ

 ギャグ ショートショート 主婦 殺し屋 秋キャンペーン参加2017



 もうタイトル通りですよ。パートで殺し屋をしている主婦達の、連作ショートショートです。楽しい作品なので、是非一度読んでみて下さい。いいなあこの発想力と、読み終えて思ってしまいました。いや、「主婦がパートで殺し屋をやっている」って、設定だけでこうも人を引き寄せられる作品ってありますでしょうか。

 内容は、やっぱり主婦の方が、一番楽しめそうですかね。複数の主人公が一話ごとに交代して登場するという構成を主にしているのですが、やっぱり各話のタイトルだけで面白そう。殺し道具が主婦らしいと言いますか、皆変わってるんですよ。台所用品だったり、洗濯洗剤だったり。私は、料理作るのあんまり好きじゃないんですけれど、その後の片付けとか、皿洗いが好きなものでして、キッチン・キラーさんが一番好きでしたかねえ。ストレスの無い、さらりとした印象の文章も、軽快で読みやすく素敵です。うーん一度でいいから書いてみたいですねこういう小粋って言うんですかシンプルでありながら味のある話……。面白いので、是非。



 じゃあ私の方も短編で、『肉が机を擦る音で。』


 https://kakuyomu.jp/works/1177354054885421426



 ホラーです。この前私が見た、夢の話ですね。二月の頃の話ですから。

 このエッセイで、寝る前に読むのはお勧めしませんって書いていたのですが、寝る前に読んでしまった達海さんからのレビューとコメント付きです。ありがとうございます。駄目ですってば本当! 短編全体の雰囲気を壊しかねない、私の呑気な返信のオマケ付き。



 最後まで読んで頂き、ありがとうございました。



 では今回は、この辺で。



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