すっごい説明臭くなると思うんですけれど、小説の練習を兼ねて、一回やってみます。


 目的見失ってんじゃねえか。


 前回、前々回のこのエッセイの更新を読み返しているとですね、そう気付いたんです。他人様の作品は勝手に宣伝させて頂いてるけれど、自分のおめえしてねえじゃんって。この記録始めたのあれでしょ? 自分の存在をアピールする為でしょ? 何っか忘れてる何っか忘れてるともやもやしてたのはこれか!

 はァー全くこんなんだからまだ十代のナマイキな弟にお説教食らうんですね「姉ちゃんってほんま、人よ過ぎ」って! 煩いな! 「悪の組織を倒す目的のゲームやのに、おまけ要素の釣りばっかりせんといて。話全然進んでへん」。ほっとけよ! 好きなんですよ釣り! 他にも竿だの餌だの買う金あるなら武器を買えだのエイムがクソ(※1)だの投擲(※2)が下手だの自分で投げたフラグ(※3)で失明するなとかこれだからショットガンで突撃しか能の無いゴリラはとかもうぶちぶちぶちぶちうっさいんすね人が遊んでる横でェ!



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 ゲーマーが何か騒いでるけれど、何言ってるのか分からない! ゲームをやらない人にも伝わる、楽しいゲーム用語講座! ~主にFPSと呼ばれるジャンルの、シューティングゲーム編(分かりやすいよう結構説明砕いてます)~


(※1)

 エイムっていうのは、銃の照準の事です。ゲーム関係のサイトのコメントで「エイム」って見たら、まず照準の事だって思って下さい。より速く、より正確に敵へと銃の照準を合わせられる、つまり、素早くかつきっちり銃を構えられるという事は、シューティングゲームにおいて、それは大切な事なんです。つまり、「エイムがクソ」という言葉の意味は、銃の照準を合わせる事が、遅くてズレてるって意味であり、要は下手って事ですね。


 敵を見つけると、皆さんぱっと銃をそちらへ構えるんですけれど、そこでエイムが上手な人は、銃を構えるというその動作一回で、ぴったりと照準を合わせられます。でも私のようにショットガンのような、高い威力と引き換えに、短い射程の銃ばかり使っている人だと特に分かりやすいんですけれど、一回でまず合わせられません。余り敵が遠いと的が小さいのと距離感が分からないのと、ショットガンのように、近付いて撃てばどこに当たろうと一発で相手を倒せる武器ばかり使っていますから、繊細な作業に慣れていなくて雑なんですね。相手との距離にもよりますが、「ん? ん? どの辺?」って、銃をちまちまと上げ下げして、やっと合わせられます。

 フィクションじゃ皆一発でバシッと銃を構えて、素晴らしいエイムを決めていますけれど、あれは実際にやろうとすると、めちゃくちゃ訓練をして初めて出来ているカッコよさであって、ゲームでやるだけでも慣れるまでは、本当に難しいです。エイムを制する者はFPSを制すると言われており、初心者にもとっても玄人にとっても、永遠の課題です。



(※2)

 この場合の「投擲」とは、「手榴弾などを主にした、投げて用いる武器の扱いについて」、という意味です。

 手榴弾にも色々種類あるんですよ。今回紹介するのは一部ですが例えば、周囲の視界を不明瞭にして、敵に隙を与えたり、自分が逃げ出す為のスモーク(端的に言うと煙玉ですね)。そして相手の目と耳を一時的に、強烈な光と音で奪うスタングレネード。これを浴びると、バシィッ! と強烈な音と光でですね、視界は真っ白になるわ、耳はキーンってなって聞こえなくなるわの、えらい目に遭います。ゲームの上では、数秒間だけなんですけどね。

 (※3)「フラグ」とは、フラグメントグレネードっていう、爆発での衝撃により飛び散る破片や、死体を飛ばす事により攻撃する、広範囲への威力を誇る手榴弾の事でして、縮めて「フラグ」って呼びます。映画でよく見るやつですよ。ランボーとか、歯で安全ピン引っこ抜いて投げてるあれ。実際の安全ピンはとても固くて、あのシーンはリアルを追い求めると抜けなくて、ただランボーの歯が折れちゃうという悲しいシーンになってしまうと聞いた事がありますが、私はそういう野暮な悲しみは要らないんで、聞かなかった事にしました。ランボーはそんな事で歯ぁ折れません。


 ゲームのジャンルや作品ごとに、これらの手榴弾の呼び方は異なるのかもしれませんが、この時弟が言っていた「フラグ」とは、光と音で一時的に敵の動きを封じる、スタン・・・グレネードを指していました。各作品ごとに、プレイヤー間で伝わる言葉で手榴弾の呼び分けはされているようなのか、このように纏めて呼ぶ場合もあるようです。

 確かに、弾丸から爆弾まで飛び交っているステージで、「フラグだ!」、「スタンだ!」、「スモークだ!」なんて、爆弾オタクみたいにいちいち言い分ける暇があるなら、他にやるべき事いっぱいありますし、作品ごとに纏められているのも納得ですね。一瞬の判断が生死も勝負も決めますし、効果は違っても結局は手榴弾を投げられている訳ですから、「手榴弾投げられたから逃げろ!」って伝えられさえすれば、正直呼び方は何でもいいです。フラグとは数ある手榴弾の中でも効果範囲が広いので、常にフラグを想定して逃走距離を取れれば他の手榴弾も躱せますから、その点でも「フラグ」と纏めるのは賢いです。纏めていれば呼び間違えて、混乱を招く心配もありませんし。


 つまり、「エイムがクソだの投擲が下手だの自分で投げたフラグで失明するな」とは、「銃を構えるのがクソみたいに下手で爆弾を投げるのも下手だし、自分で投げた(このゲームの場合では)スタン・・・グレネードで失明をするな」という意味になります。全く好き勝手言ってくれますね。自分の得意なジャンルのゲームだからって。スタンをミスったのは事故です。窓から外へ投げるつもりが、窓枠に激突して、こっちに跳ね返ってきちゃって。「まぶしっ!」って、パニックです。


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 ……やーっぱりこうなりますか大分分かりやすいよう省いて書いたつもりなんですけどね! 長い! いえ、こうゲームをネタにして一本小説書きたいなあってずっと思ってるんですけれど、説明臭くならないか心配で!

 これ、二月の読書強化月間で感じた、書く側にとっての大きな課題だなと気付いた事に関係してるんですよ。いかに知識を持たない人にも、その事柄を上手く伝えられる説明を書けるかって。



 文字数が結構な量になって来たんで、分割しますね。


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