ラスト・ゲイムズ
渡月 星生
プロローグ
1999年8月。
地球は滅亡する……はずだった。
「おはよー!」
「おはよーっ! ねぇねぇ、数学の宿題やってきた?」
「やってないよー。どーしよー」
ここは市立港高等学校。
山の上にあるのに港高校というのは何とも違和感があるところから、近隣では妙な知名度がある高校である。創立者は「礎となる場所となれ」という意味を持たせたかったらしいのだが、そんなものは風に吹かれて飛んでいってしまうのが世の常である。合掌。
そんなことはさておき、この世界はちょっと前までなんとも不思議な現象に覆われていた。
それを七人の…俗に言う「勇者たち」が何とかして救い出したのだ。
何がきっかけでそのようなことになって、どうやってその状況を突破したのか?
初めからその過程を見てみようか。
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