刺さるような朝

夜は孤独

音も聞こえなくなる

時折聞こえるのは

外で響く酒に酔わされた人間の声

それは甘く寄りかかるような声

気分よく歌を歌う声


静寂


寝静まった街

灯りを灯したまま静まる街


離れれば

カーテンで隔離された部屋


今この瞬間

あの人は夢の中

私は まだ 現実の夜


朝が来るのが怖いのかい


鋭く 突き刺さるような朝


胸が苦しくなるような朝


気持ちよく迎えたい

明るく乗り越えたい


それでもどこかで

鋭く 突き刺さるような朝が

誰かと誰かを衝突させる

誰かに憂鬱を与える

心を縛り付ける


日が昇ればいつもと変わらない

楽しい日だと気づくのに

それが幸せだと気づくのに


鋭く 突き刺さるような朝から

私を守れる盾が欲しい

貴方のことも守れるくらいの

大きくて 壊れない盾を

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