白いシャツ

貴方の背中から

私の視線が貫いて

貴方の心まで届いてるのか

まだ足りないのか


いつも見ているのは貴方の背中

貴方の横顔 笑顔

無邪気に笑う

私の抱えてるような闇を

貴方は持っていない

貴方は大切にされながら

私より長く生きてきた


白いシャツが透き通って

貴方の魂が白く燃えてる

太陽よりも激しく燃えて

マグネシウムより輝きを放つ

直視すれば私の目は溶ける

あなたと目が合わせられない


でも背中から透き通って見えるから

私には分かる

貴方の命は

美しく燃えている

美しく生きている


こんなにも

美しく燃える魂を持つ男を

見たことが無い

こんなにも

強く惹かれていく私の魂が

引火していく


貴方と私の魂が融合した時

貴方の苦しみと痛みを感じた

笑顔で 苦しみを隠している

悲しませないように


貴方が見せないその苦しみと痛みが

貴方の身体を攫っていこうとする

貴方もそれを感じている

貴方はそれを見せないようにするけど


私は貴方の苦しみと痛みを攫いたい

私が貴方を支えたい

生活も 命も 貴方の心も


そんな簡単に言わないで

悲しくなるから

貴方は私の幸せの為に必要

貴方を幸せにすることが

私の幸せだから


貴方と私の魂が融合した時

私の欠けて傷ついた部分に

貴方が流れ込んで

私の傷痕は薄れていった


貴方しかいないと思った

今でもずっと思っている

私は貴方と生きていく

そんな感覚 直感 将来が見えて


貴方の隣でずっと生きていきたい

離れても心で繋がっていたい


貴方を生かしてあげられるのは

私だけ

私を生かしてくれるのは

貴方だけ


ねえ

まだ言えないけれど

必ず言うよ

桜が咲く頃までに


一緒に

生きていこう


身体が消えても

魂だけになっても

ずっと手を繋いで

二人いつまでも


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