私の幸せを否定しないで

大好きな貴方には

これから先も

たくさん伝えたい事が溢れて

絶えることなく増え続ける


何故こんなにも

貴方に話したくなるのか

何故こんなにも

あなたに会いたくなるのか


貴方と添い遂げたかったのか

貴方を尊敬して生きたいのか

まだその答えは闇夜の中

混在する想いと尊敬

貴方と生きたいとも考えた

貴方に私の花嫁姿を見せたいとも


それでも

どちらかに偏ると

納得出来なくて

曖昧な迷いの中にいることが

一番幸せなのではないかと

そう思い始めて


しかしもう迷う間もなく

片方の想いが叶わなくなるその時は

もうすぐそこまで


貴方が僅かに振りまく

祝福の花びらは

ガラスの破片になって

私の心に 身体に

突き刺さっていく

私は灰色の世界に突き放される

流れ出る血液だけが

鮮やかな赤色


貴方をあまりにも好きすぎている

その事は確かで

しかしそれを止めることも出来ない

私は貴方がいないと

呼吸すらまともに出来ない

弱い人間なんだよ


貴方に愛されないなら死にたい

貴方と生きれないなら死にたい

遠くへ消えたら貴方も見えない

だけど心の中に残像が染み付いてる


貴方を嫌いになりたい

貴方を忘れたい


あなたに会っていない頃の

青い世界に戻って

貴方と会わないように

貴方の優しさにも気づかないように

あのまま青い世界で

光も見ずに

生き続ければ良かったんだろう


こんな時に私を救うのが

貴方からもらったものだなんて

おかしな話だよ


貴方の事で苦しんで

貴方に心救われる


貴方と話せなくなったら

この素敵な記憶は

誰に話したらいいの


貴方みたいな人

この世にあなたしかいないのに


貴方は私に気が無いと言った

それは私があなたと同じ

不幸の世界の住民だったから

黒と黒が混ざりあっても

闇が濃くなるだけだから


でも今思えば

貴方は自然に

私を不幸の世界の住民と決めつけた

私といると不幸にしかならない

そう言っているようなものだった


私の幸せを否定しないで


私の幸せを願って


貴方だけでもいいから


私は

わたしの幸せを

願うことが出来ない

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