華歆1 華氏と陳氏
既出:曹丕4、張華1
華歆と言えば、子弟を厳正に躾けていた。
たとえ自宅にあっても、
その振る舞いの折り目正しさは
典礼の最中であるがごときであった。
一方で、
二人はほんわかはんなりとした
振る舞いを旨としていた。
そんな全然違う両家の人間であったが、
どちらの家も、和やかな雰囲気であった。
ついでに、
華歆さんの子孫にも触れておこう。
そのひ孫、名は
同世代の名士、
こう評されている。
「頭はあんまりよくないが、
それを補って余りある強さだな!」
なお反乱を起こして殺されている。
華歆遇子弟甚整,雖閒室之內,嚴若朝典。陳元方兄弟恣柔愛之道,而二門之裡,不失雍熙之軌焉。
華歆は子弟を甚だ整え遇し、閒室の內と雖ど、嚴なること朝典が若し。陳元方が兄弟は柔愛の道を恣とせど、二門の裡にては、雍熙の軌を失わず。
(德行10)
劉越石云:「華彥夏識能不足,彊果有餘。」
劉越石は云えらく:「華彥夏が識能は足らざるも、彊果に餘有り」と。
(識鑒9)
華歆
プロフィールを見ると誰からも尊敬の念を得られていてすさまじい。そんな彼については、Wikipedia が端的にまとめてくれた「仕えた君主一覧」が全てを語っているだろう。
陳紀、陳諶
華軼
西晋系武将として、八王の乱~永嘉の乱あたりで活躍した。基本的に忠臣だがだいぶ人の話を聞かない口で、それで色々こじらせた末仲違いで殺されたそうである。劉琨さんの言葉を借りれば、強かったがそれを補って有り余るほど人に嫌われてた、という感じになるかな! 下手にあの辺で紹介しても浮くので、それなら子孫枠と言うことでこちらにお越し頂きました。
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