第23話 応援怖い
蛇や蜘蛛もお化けも人殺しも怖かないがおいらは応援ってやつだけは恐ろしくてたまらねえ。
書いたものを褒められたりするって考えただけで恐ろしくて叫びたくなっちまう……──とか言ったら張り切って内容を読み込んだ上で長所を伸ばしてくれる褒め褒めコメントをくれたりハートをくれるようなうっかり者の友達が複数欲しいなと思う今日この頃。この場合オチは「ああ今度はレビューが怖い」でしょうか。
……でもこの話が成立するのって、普段から友達の怖いものを否定しまくって「なにくそ、いつかあいつをギャフンと言わせてやる」と常時苛立たせてることが前提になりますよね……。そんな人物を目指してよいものだろうか。長期的に見て友達を失いそうじゃないか。
そもそも私ならそんな友達に心を許さないような……。巻き上げるものが饅頭だから「こいつは一本取られちまったぜ」で済んでるけど いつ巻き上げる対象が饅頭より高価なものになるかわからないし、そもそも自分の価値観を否定してくるのがいやだし、あんまり積極的に友達づきあいをしたいタイプの人ではないよなあ。ネズミ講の勧誘でもされたら逃げられなさそうだし……。
いやこれだけは目端がきく人と友達づきあいをしているとそれなりにいい目にあえたりするのかもしれない……と元ネタに対するそもそもの疑問も芽生えてきましたが、盛大に話が脇道へそれてゆきました。
こんなしょうもない話をふと考えたのは、最近近況ノートなどを見てると作品の質向上させるための辛口感想を求めます、馴れ合い褒め合い不要です! という志の高い方をよく見かけるためです。
すごいや、私には無理だ。読み直すと至らないところばかり見つけて凹むし、そもそも人様からの評価はPVやら一話で切られた形跡でよく表れるし、むしろ良いところを見つけて褒めて欲しい……と、まあそんな甘えた願望がダダ漏れになったわけです。
ともあれ読み合いや褒め合いも過ぎるのはどうかとは思いますが。
作品の質向上のための辛口というのも言うほど容易いものではなさそうですしね。
誤字や文法の誤り、文章を読みやすく見映えよくするためのアドバイスはできても、内容に踏み込んだ辛口批評となると下手をすると書き手の長所や個性を殺すことになりかねませんし。よっぽどの信頼関係がないと成り立たなさそうだと思います。
まあ私の価値観の話です。
お陰様で、エッセイがランキングに入っていたようです。新しくお立ち寄り下さった方が増えて、素直に喜んでおります。ありがとうございます。
宣伝と雑談が目的で始めているところがありますので自作の宣伝がやたら鬱陶しいエッセイではありますが、その分、暇を潰すにはもってこいな内容になるべく精進いたします。
ついでではありますが、暇を持て余してるしこいつの書いたもの試しに読んでやっかあ……となってくださった神様のような方へ。
プロフィール欄に自作の簡単な紹介を載せていますので参考にしていただきますと幸いです。
作者からのオススメは嘘松がどうにゃらというタイトルの短編です。
もうちょっと長いのがいいわという方へは、10万字未満のほどほどの長さのやつのうち、馬がどうにゃらというのと魔女学校がどうにゃらというタイトルのものをお勧めいたします。比較的読みやすくて読後感も良いです。
できれば読んで欲しい、ていうか読んで〜読んでくれ〜……と物陰から念を送ってしまいがちになるのは、10万字超えてる魔法少女もの二本です。同じ魔法少女ものであってもそれぞれ毛色が異なりますが、どちらにも思い入れがあったりします。
現連載作も読んでくださるのは大変嬉しいしありがたいのですが、我ながら「こりゃあ一話切りされても文句言えんな」となるようなクセしかない話な上に一話以上一万字超えてる凶悪な小説なので、他の作品から読まれた方が良いですよ……と物陰から重ねて念を送らせていただきます(にも関わらずお気に召していただいたという方がもしいらっしゃいましたなら、もう感謝の言葉しかありません。「もし」の話になりますが)。
結局また宣伝ですみません。
現場からは以上です。
2018年6月23日
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