第8話 文字数増えたので…
日付が変わる前に二話も更新していますが、文字数が増えすぎたので分割しただけで実質一話になります。
本当は一話にまとめたかったのですが、いくらなんでも一話あたりの文字数が凶悪なことになるのと、後半の構成が変則的なこともあって仕切った方が読みやすいかなという判断で二話にわけました。
交通整理と本編へのブリッジを兼ねた休憩回なのでできるだけ短くしたかったのですが。
アクションシーンは苦手なのでいっそ書かずに登場人物の口から「凄かった、本当に凄かった、大成功だった」と語らせるだけで済ませるマーチンショウ(※)方式で逃げる予定でしたが、そこは下手でも書いた方がいいかなと方針を切り替えた結果文字数が凶悪なことに……。
まあ文字数が増えてしまうのは無駄な描写や会話が多い、簡潔にまとめるのが下手……といった書き手の悪い癖が根本的な原因なわけですが。
(※)マーチンショウ……現在放送中の朝ドラ「わろてんか」に登場する、1930年代アメリカ産の華やかで斬新で見ただけで幸せになるというなんだかとてつもなくものすごいという作中世界最先端のエンターテイメントショー。
ヒロインの息子がアメリカ留学中にすっかり魅了され、日本で興行したいという思いから暴走して詐欺に遭ったり、同じマーチンショウファンのお嬢様と恋に落ちて駆け落ちしたりといった、2月放送分で語られる諸エピソードの起点になっていた。
そのためほぼ2月いっぱい、「マーチンショウはすごい」「日本のみんなにマーチンショウを見せたい」「しかし日本にはマーチンショウは早いのではないか」「マーチンショウ興行は困難が多いがやってみる価値はある」「マーチンショウ是非とも成功させてください」等、登場人物たちのセリフに頻出し、そのため視聴者は毎日毎日マーチンショウマーチンショウと耳にするはめになる。ついには「マーチンショウ」という単語が一視聴者の中でゲシュタルト崩壊を起こすまでに。
結局なんだよ、マーチンショウってどんなだよ……と視聴者をマーチンショウ漬けにさせておきながらショーの実態やその興行成績は「いや〜マーチンショウも大成功やったしな〜」「ほんまになあ、それにしてもすごかったなあ」というような会話で伝えられたため、視聴者に猛烈な割り切れなさを印象づけることになった魔のワード。
……いや別にショウが見たかったわけじゃないし、そういう処置もアリだとは思うんだけど……。あまりにも連呼し過ぎだったと思う。
そんなマーチンショウ連呼にうんざりしていたわろてん視聴者の声が「下手でも貧相でもやらないよりやった方が正解か?」という決断を下すこととなりましたとさ。
2018年3月7日
追記:本文中に出て来る「文字数多くて二話にわけた」ものは、以下リンク先の作品の34、35話になります。
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