第12話 詰め合わせ

 お腹すいたね。

 なにか食べようか。

 そういえばあれがあったよ。

 あれって?

 桜餅。

 おお、いいね。食べよう。お茶淹れて。

 うん。

 どうしたの、桜餅って。

 もらったんだ。たくさんあるけどね。

 へえー。どこのかな。

 どこのだろうね。はい、お茶。

 いただきます。


 いただいた『桜餅いろいろ詰め合わせセット』にはソフトボール大の桜餅が6種類も入っている。いつも見るタイプもあれば桜色のケーキやバームクーヘンもあって、見ても食べても楽しかった。

 だけどすべておおきいため、4個めあたりで限界を見た。



 ここで目が覚めた。

(夢で描いた餅では満腹にならないとよくわかった。)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る