モブの非決定論

第1話


私は何処にでも居る様なモブ女。


普通の顔で普通の学力で普通の性格の、女子k


「あーおいっ♡」


……


普通の顔で普通の学力で普通の性格で普通の女子高s


「あおいっ、聞いてんのぉ〜?」


「…今ちょっと妄想してたから黙ってくれない?奈津美」


「えぇー!はーい…」


中学一の美少女…奈津美から離れなければ。

じゃないと、私が白い目で見られる。


ーーー





「あおいー★」


昼、奈津美が私に抱き着いてくる。

皆の視線が痛い。

わかってるよ、こんなブスに美少女が抱きついてるんだから…


【何あのブス…ちょっとキモくない?】


きっと


【奈津美と仲良いのかな?釣り合わなそうwww】


こう思ってる。



奈津美

「お昼一緒に食べよう?

まぁ、折角来てあげたんだから拒否権なんて無いけどね」


折角来てあげたって同クラですよね?


葵 

「嫌…」


奈津美

「ん?」


「あっ何でもないです」


奈津美

「それで宜しい」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る