愛と捕食



 貴女を本当に可愛いなと思う時、同時に食べてしまいたいと思う。

 その柔らかい肌を、頭がざわつくほどの声を、舌触りの良い優しさを、とろけるような愛を、飲み込んで同化して、貴女と私の境界線さえもぐちゃぐちゃに融かして、めちゃくちゃに組み直してしまいたいと。

 そう思うのです。

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