第2話 入院なんて嫌だ!
突然突きつけられたその言葉に私は動揺し
ケースワーカーの、心理士の、保護所職員の、主治医の前で 恥ずかしげも無く大泣きした。
嫌だ嫌だ嫌だ入院なんてしたくない、学校いってた方がまだいいよ、なんでよ!
付き合いはじめて8ヶ月の心理士にあたった。保護所職員にティッシュを渡されながら
治したくないの?
と聞かれた。
当時は(今もだが)
不眠、希死念慮、自傷行為、監視妄想、幻聴に悩まされていた。
治したいよ、でも戻りたい、保護所に帰るの…!
実の家は最悪だ、仮の家にいたかった、保護所にいたかった。
でも治したくないわけがない。
渋々入院を受諾した。
ここから私の、長い精神科生活が始まる。
病床の関係上、1週間隔離病棟に入った。
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