もう一度あの草を見たい

瀬谷このは

第1話

2096年。

日本は第3次高度経済成長を迎えて様々なものが活性化するとともに、更なる発展の為、裏社会では人体実験の為の子供の売買が盛んになっていた。売られた子供は法外な値段で買われた。

少し危ない道を行けば子供を売るだけでお金持ちになれると有名な噂だった。子供が売られる理由は、ただお金欲しさや借金返済の為子供を愛せなくなったからなど様々な理由で子供は人体実験の為に売られた。

この時代、日本は同時進行で体験型アトラクションが人気を集め、より高度でリアルなゲームが世間から求められていた。

その実験の為に、ある有名なアトラクションゲーム会社がゲームを作るための人体実験を始めていた。

この実験で僕は被験者として他の子供達と一緒に実験施設に入れられた。僕はある人を探す為に自ら自分を売った身だったが、周りの子供達は皆親など何売られたようだった。

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もう一度あの草を見たい 瀬谷このは @Konoha_seya

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