80年代という「家庭用ゲーム機」が誕生した時代。その黎明期に生まれた著者さんが、これまでプレイしてきたゲームとの思い出を綴ったエッセイです。
現在公開中の4話はコンシューマー、アーケード、スマホ、そしてコンシューマーとバラエティに富んでいますが、著者さんの語る経験のあるある加減が実に辛いのです。
友だちにガセネタつかまされてムダな努力させられるとか、超高難度クソゲーへの思いとか。
その一方で、各話に詰め込まれた考察や論がまた鋭い!
中でもスマホゲーのガチャのシステムについてのくだり、「その話は冷静に語ってはならぬぅ!」と思われる方、多いのではないでしょうか。
「ゲームと共に育ってきた世代には身につまされる」このエッセイ、だからこその共感と甘い痛みを味わえる希有な内容となっております。
ぜひみなさまにも私と同じ気持ちを共有していただきたく思います!
(新作紹介 カクヨム金のたまご/文=髙橋 剛)