結局それはバターですか?
ビンの中にバターが入っていると言っても誰も信じない。
バターにしては黄色が濃ゆすぎ、謎の黒が混ざっている。
しかも食べてはいけないのでいよいよバターと思う人はいなくなった。
バターの正体は虎だった。
開封すると、バターはみるみる虎となり、怪物のとんちを冷静に打ち破ってみせる。
三分以内の虎はていねい語を喋る聡明な性格。
しかしやがて本能を取り戻し暴れまわる。
虎は暗示をかけられて木や柱を囲むように走る。
虎の体は溶けだし、バターに変身した虎はビンに保管される。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます