第6話 もはやゴミ処理

グサナギも人混みの中に入ろうとした途端、急に煙の中から2人が飛ばされていた。ダウチとシンサツという名前らしい。

「うおっ!危ね!」

グサナギはそれをなんとか回避、二人は脱落していった。

俺は再び人混みに入る。

「どらあ!」

「相手がどんな野郎だろうと手加減はしないぜえ!」

「・・・」

「バトルロワイヤルというものは戦略が大事ですよ。」

ちっ、1VS1VS1VS1VS1か。初っ端これはまずい!

「どらららあ!」

力のリキャワー。その力故に地球の半分をかち割るという事件が起きたほどだ。

「ふんふんっ!」

手加減知らずのルコリ。二つ名の通り今まで相手に手加減をしたことが無い。

「・・・」

無口のチック。何考えてるのかわかんねえ!

「この戦いの私の勝率は、99.999%です!」

理系のゲレイ。テレビによく出てるらしいが俺は知らん。

「パワーインパルス!」

「ノーミッシング!」

「・・・!」

「サイエンシディ!」

ラスト攻撃か?皆俺に向けて攻撃するようになった。これで決まるぜ!

「シャイニングブロー!横切り!」

『どわあああああ』

4人は吹っ飛ばされ、脱落した。


一方エナシェは、大勢の相手と戦っている。19人位か?

「まったく、多いな。これでも喰らえい!C・オーツ・ストリーム!」

「わあああ」

技を詠唱した瞬間、一瞬世界中の酸素が全て無くなり、エナシェの周りに集まって、それが超速で放出され、超強力な風で相手を吹き飛ばす。それで19人の内12人が脱落さらに他の選手3人も脱落。まるでやる気の無い声だ。

「アンツ、サイネ、ヤカチナ、レメス、ゼオーウェ、ミット、エラー、シャントラ、ボー、タイル、ヒイロ、ヤジウ、ヘート、ダドコ、ラドム選手脱落。一気に落ちましたねー。司会のアンガビラさん、この状況をどう見ますか?」

「そうですねー。これだけ強い選手がいると楽しさも倍増です!」

こっちは楽しくねえよ・・・相手のヤッタと交戦中に思う。

「隙あり!」

あっちに気がいって相手を見ていなかった。だが、この攻撃程度なら!

「シャイニングブロー・弱!」

「どわあああ!  っとっとっと、危ねえ・・・」

ヤッタはギリギリ落ちずに済んだ。と思いきや

「うおっ、滑る滑る!わわわああ!」

なんか落ちてった。自滅・・・なのか?


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