第7話 透明人間

一気に人が減った武舞台。辺りを見回すと、寝ている人?がいた。随分余裕こいてるな。

「・・・・・・・・・zzzzzzz」

立札には[熟睡中です。起こさないでください]と書いてある。俺はスルーする訳もなく、そいつを思いっきり蹴った。

「痛ったあああああ!」

びくともしない。今は放置するしか無いか。俺は歩いた。

するとラーリンという奴が俺の足を踏んできた。

「お怪我中にすみませんねーー」

「何すんだ!これでも喰らえや!」

「まあ私でよけれbっばああああっ!?」

グサナギの攻撃は油断していたラーリンに直撃。そのまま脱落。

相手サイド。エナシェの攻撃で残った奴はどいつもスゴ腕ばかりだ。

「ほいほいっ!ランニングボム!逃げきれるかな?」

ブブボン。どうやら爆弾の使い手のようだ。

「わあああ!」

追尾型の爆弾での脱落者は3人。リンサ、バイン、ネイロイだ。他の人は逃げ切れた模様。

「なによもう!ちゃんと当たりなさいよ!もう終わりにしてあげるわ!ビッグ・エンズ・バン!」

超巨大な爆弾が会場どころか町全体を被う。こんなのむりだろ・・・・ と、思った途端、何者かがブブボンに攻撃を仕掛ける。人の気配は無かったが・・・

「ぎゃああああ!」

脱落。攻撃をしたのは誰だったんだ・・・?


さっきから不可解な事ばかりだ。ヤッタは勝手に落ちるし、ブブボンが落ちたときも人の気配が感じられなかった。これは透明人間か何かがいるな。その時俺はエナシェと合流した。

「トライ・フェトラベル!現時点での最強格のお前らを道連れにしてやる!」

「なっ!?動けない!しかも少しづつ外に近づいて!?」

グサナギとエナシェはもがき続ける。

「そう!この技は相手を縛り付ける代わりに自分から膨大な量のエネルギーが放出される。いわゆる道連れだ!」

さっきから俺達襲われてばっかり!?助けてええ!と、その時。

「ぎゃわああああ!」

恐らく透明人間だろう。フェトラ脱落。解放されたグサナギは透明人間の軌道を予想し、攻撃をするが外す。

「畜生、あいつを放っておいたらそのうち大変な事になるかもしれん!グサナギ、なんとかして奴を倒すぞ!」

「わかった。無茶すんなよ!」

グサナギは再びエナシェと分かれる。


残り21人

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る