第15話
カンカンカン
鐘がなる。耳がキーンとする。
「誰か来たぞー」
見張りが叫ぶ。
僕たちは今!村の門の前にいる。
「ここにはレオがいると聞いている。私はリディ。この門を開けてくれ。」
リディさんが言う。僕は小声で聞く。
「あの〜、レオンとは暴君ですか?」
リディが頷く。すると上から声がした。見上げてみると、見張り台に男性がいる。
「リディか久しぶりだな。」
リディさんと見張り台にいる男性との間がピリッとする。
「久しいな、レオン。」
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