出発は明日になった。リディさんが

「出発は早い方がいいな。よし、明日にしよう‼︎」

と決めて（というか一人で）くれた。（勝手にです、勝手に！僕の意思、そっちのけで）

僕はミシャを探すことにした。いつまでもベッドにいるわけにもいかないから。

廊下を歩いていると、ミシャが部屋から出てくるところを見つけた。

「ミシャ！」

僕が呼ぶ。ミシャが振り返った。ミシャはリディさんが決定した時いなかったから、今出発するのを伝えるのだ。僕が伝えようとしたら、ミシャが言った。

「明日からお母さんと旅に出るんでしょ、かつての英雄に会うために。」

僕はびっくりした。

「なんで知ってるの？」

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい